プリンターを使っていると、コストがかさむのがトナーカートリッジ。そこで注目されるのが「リサイクルトナー」です。しかし、「安いけど品質は大丈夫?」「トラブルは起きない?」など、気になる点も多いはず。
この記事では、リサイクルトナーの特徴やリサイクルトナーのメリットとデメリット、購入前に知っておきたいポイントを詳しく解説します!
リサイクルトナーとは?

リサイクルトナーとは、使用済みの純正トナーカートリッジを回収し、クリーニング・部品交換・再充填などの再生処理を行った後、再利用可能な状態にしたトナーカートリッジのことです。新品のトナーではなく、環境保護とコスト削減を目的として再利用された製品です。
リサイクルトナーと互換トナーは違う?
互換トナーはプリンターメーカーではないメーカーが製造したトナーのことです。
リサイクルトナーは純正品のトナーカートリッジの筐体を使っていますが、互換トナーは全ての部品が新しく作られています。互換トナーもリサイクルトナーも、プリンターメーカーと違いプリンターの開発費用や宣伝費などが必要ないため、純正トナーよりも価格が安いことが特徴です。
参考記事>互換トナーカートリッジとは?純正品・汎用品・再生品との違い
リサイクルトナーのメリットは?

リサイクルトナーを使うメリットをいくつかご紹介します。
コスト削減につながる
リサイクルトナーの最も大きなメリットは、純正トナーよりも価格が安いことです。一般的には、純正品の約30%〜70%程度の価格で購入できる場合が多く、大量印刷を行う企業や学校、官公庁などでは大幅な経費削減が可能です。
環境に優しい(エコ)
リサイクルトナーは、使用済みの純正カートリッジを再利用しているため、廃棄物の削減や資源の有効活用に貢献します。新しいカートリッジを一から作る必要がないため、製造時に発生するCO2の排出量も削減され、地球環境にやさしい選択肢といえます。
また、SDGs(持続可能な開発目標)に賛同する企業にとって、リサイクルトナーを活用することはCSR(企業の社会的責任)活動の一環としても評価されるポイントです。
製造終了した古い機種のトナーでも購入出来る場合がある
純正品の製造が終了している古いプリンターでも、リサイクルトナーであれば購入できることがあります。選択肢が広がるのもメリットのひとつです。
リサイクルトナーのデメリット

リサイクルトナーを使うデメリットをいくつかご紹介します。
品質は純正品の方が上
品質は純正品の方が良いですが、リサイクルトナーの品質も以前より格段に上がっています。ですが、再生業者の技術力や品質管理によっては、再生工程が不十分な粗悪品の可能性があるため注意が必要です。
品質やサポート面で信頼ができるメーカーで購入することが大切です。
メーカー保証が効かなくなる
製造元や販売元のサポートがあるかはよく確認しなければなりません。プリンターメーカーは多くの場合、自社製造ではない製品を使用すると、プリンターの製品保証が失効とすることが多いため確認が必要です。そのため、リサイクルトナーの販売業者によっては代わりとなえる保証を自社で設けていることがあります。
ちなみに、インクのチップスでも、お客様が当社製品をご使用し、万が一プリンターの故障に繋がってしまった場合には、ご購入後1年以内のプリンターは保証させていただいています。
インクのチップスでも、お客様が当社製品をご使用し、万が一プリンターの故障に繋がってしまった場合には、ご購入後1年以内のプリンターは保証させていただいています。
リサイクル対象のカートリッジが限られている
リサイクルトナーは「使用済み純正トナーを回収して再生」するため、回収できる純正品が存在しないマイナー機種や、新機種には対応していないことがあるのもデメリットです。
また、需要が少ない機種のリサイクルトナーは在庫切れになっていたり、価格が高めだったりすることもあります。
リサイクルトナーを選ぶ際のポイントは、信頼できるメーカー・販売店を選ぶこと!

リサイクルトナーは再生品であるため、品質はすべて「再生工程を誰がどのように行ったか」にかかっています。 つまり、同じプリンター用のリサイクルトナーでも、作っている業者によって品質が異なるのが現実です。
「安かろう悪かろう」の業者を選んでしまうと、品質に問題があり印刷にムラやかすれが発生したり、トナーが漏れる…などのトラブルが起こることも。
そこで、信頼できるメーカーや販売店を見極めるポイントをご紹介します。
国際的な品質基準を取得しているか
リサイクルトナーを選ぶうえで、もっとも信頼できる判断材料の一つが「国際的な品質・安全・環境基準を満たしているかどうか」です。
たとえば、製品の品質管理体制を示すISO9001、環境への配慮を示すISO14001、人体や環境に有害な化学物質を使っていないことを証明するRoHSやREACH、安全性・電気適合性を示すCEマーク、そして印字性能を客観的に測定・評価しているSTMCなど、これらの認証を複数取得しているかどうかは、そのトナーの品質や信頼性を見極める材料になります。
これらの認証はすべて、再生工程が適切に管理され、印字品質が安定しており、使用者にも環境にもやさしい製品であることの証明です。こうした基準をクリアしているトナーであれば、プリンター本体との相性や印刷トラブルのリスクも大幅に軽減され、長期的な使用においても安心できます。
「安いから」「互換できるから」といった理由だけで選ぶのではなく、“国際的な基準で認められた安心できる製品かどうか”という視点が、リサイクルトナー選びで失敗しないポイントです。
サポートや保証は受けられるか?
リサイクルトナーの使用は大抵なにも起こりませんが、再生品であるゆえにトラブルはゼロではありません。万が一の時のために、トラブル時にはどのようなサポートが受けられるかは確認するべきです。電話・メールで連絡可能か、不良品の返金・返品に対応しているか、万が一プリンターが故障した場合のサポート内容などが確認したいポイントです。
販売価格は適正か?
安ければ安いほうが嬉しいですが、安すぎる場合、品質が悪かったり、サポートが受けられない場合があるので価格だけで買うのはおすすめしません。
リサイクルトナーのメリット・デメリット まとめ
リサイクルトナーは、コストを抑えつつ環境にもやさしい選択肢として注目されています。ただし、品質のばらつきや保証に関するリスクもあるため、用途や目的に応じて信頼できるメーカーや販売店で購入することが大切です。
リサイクルトナーを購入するなら、インクのチップスのリサイクルトナーがおすすめです!
安いだけではなく、国際規格であるISO14001、ISO9001認証のほか、欧州のRoHS指令、REACH規則、CEマーク認証、STMCに対応したインクのチップス提携工場で生産された高品質商品のため安心してお使いいただけます。
また、インクのチップスでは商品保証1年に加え、購入後1年以内のプリンターであればプリンター本体にも1年保証が付いているため安心してご利用いただけます。
平日10:00~17:00(※年末年始・夏季休業を除く)の間、メールまたはお電話にてお問い合わせを承っており、サポート体制も充実しています。
純正品同様の品質で少しでも印刷コストを抑えたい方はぜひ、インクのチップスのリサイクルトナーカートリッジを検討してみてください!