2026年7月22日、ブラザーから「ファーストタンク(FirstTank)」シリーズの新製品情報が発表されました。A4インクジェット複合機「MFC-J5115N」「MFC-J5010N」、A4インクジェットプリンター「HL-J5113N」の3機種が、2026年8月上旬に発売されます。
「ファーストタンク」シリーズとは、全色顔料インクの大容量カートリッジを搭載し、印刷コストとインク交換の手間を抑えられるブラザーのインクジェット製品ラインアップのことです。この記事では、新発売3機種の特長と仕様の違い、対応インクについて、インクのチップスが分かりやすく解説します。
ファーストタンクシリーズの新製品3機種とは?
今回発売されるのは、複合機2機種「MFC-J5115N」「MFC-J5010N」と、プリント専用機「HL-J5113N」です。いずれも全色顔料の大容量インクカートリッジを採用し、約30万ページまたは7年間の高耐久性を実現しています。給紙トレイの段数やADF(自動原稿送り装置)の有無など、用途に応じて選べる仕様の違いがあります。
MFC-J5115N

プリント・コピー・スキャン・ファクスに対応する複合機で、2段給紙トレイ(各250枚)と最大50枚のADFを搭載しています。両面同時スキャンにも対応し、オフィスでの大量文書処理に向いたモデルです。
対応インク:LC516シリーズ/LC516XLシリーズ(全色顔料)
MFC-J5010N

基本機能はMFC-J5115Nと同じ複合機ですが、給紙トレイは1段(最大250枚)のシンプルな構成です。設置スペースを抑えたいご家庭や小規模オフィスに向いています。
対応インク:LC516シリーズ/LC516XLシリーズ(全色顔料)
HL-J5113N

プリント機能に特化したモデルで、2段給紙トレイ(各250枚)を搭載しています。スキャンやコピー機能は不要で、印刷のみを行いたい場合に選びやすい1台です。
対応インク:LC516シリーズ/LC516XLシリーズ(全色顔料)
今回発売される3機種はいずれもLC516シリーズ・LC516XLシリーズに対応しており、インクのチップスではこのLC516シリーズの互換インクをすでに取り扱っています。
3機種の仕様を比較するとどう違う?
3機種はいずれも同じ「ファーストタンク」設計を採用していますが、給紙トレイの段数やADFの有無、基本機能に違いがあります。用途に合わせて選ぶ際の参考にしてください。
| 項目 | MFC-J5115N | MFC-J5010N | HL-J5113N |
|---|---|---|---|
| 基本機能 | プリント・コピー・スキャン・ファクス | プリント・コピー・スキャン・ファクス | プリントのみ |
| 給紙トレイ | 2段(各250枚) | 1段(最大250枚) | 2段(各250枚) |
| ADF | 最大50枚(両面同時スキャン対応) | 最大50枚(両面同時スキャン対応) | 非搭載 |
| 発売日 | 2026年8月上旬 | 2026年8月上旬 | 2026年8月上旬 |
対応インク・印刷可能ページ数・ランニングコスト・プリントスピードは3機種共通です。
「ファーストタンク」シリーズの特長とは?
3機種に共通する特長は、ブラザーの発表資料によると次の4点です。
ファーストタンクシリーズの特長
- 高耐久:約30万ページまたは7年間の使用に対応
- 高速印刷:A4カラー約26ipm・モノクロ約28ipm
- 低コスト:全色顔料の大容量インクカートリッジを採用
- 機能バリエーション:給紙トレイやADFの有無を用途に合わせて選択可能
ランニングコストはどのくらい?
ブラザーの発表によると、大容量インクカートリッジ(LC516XLシリーズ)使用時のA4文書の印刷コストは、カラー約4.1円/ページ、モノクロ約0.8円/ページです。1回のインク交換で、ブラックは約6,000ページ、カラーは約5,000ページの印刷が可能とされています。
*試算条件:LC516XLシリーズ使用時の測定データ・測定条件に基づく。価格はすべて税込み。詳細な測定条件はブラザー公式サイトを参照。出典:ブラザー工業株式会社・ブラザー販売株式会社 ニュースリリース(2026年7月22日発表)。
*なお、ブラザーの発表では、約30万ページの耐久性の目安に達する前に廃インクボックスの交換が必要になる場合があるとされています。この交換費用は上記のランニングコストには含まれていません。
新モデルでも互換インクは使える?
今回発売される3機種はいずれもLC516シリーズ・LC516XLシリーズに対応しており、これは既存モデル(DCP-J4250N、MFC-J4450N、MFC-J4950DNなど)と共通のインクです。純正品だけでなく互換インクも選択肢のひとつで、インクのチップスではこのLC516シリーズに対応する互換インクを取り扱っています。
*インクのチップスのLC516XL互換インク4色セットは11,980円(税込・2026年7月時点・自社調べ)で販売しています。在庫状況は変動するため、ご購入前に商品ページで最新の価格・在庫をご確認ください。
互換インクの価格や品質に不安がある方は、購入前に確認しておきたいポイントをまとめた記事も参考にしてください。
【Q&A】ブラザー新製品「ファーストタンク」シリーズに関するよくある質問
「ファーストタンク」シリーズとは何ですか?
全色顔料インクの大容量カートリッジを搭載したブラザーのインクジェット製品シリーズです。1回のインク交換で多くのページを印刷でき、ランニングコストを抑えられる点が特長です。
MFC-J5115NとMFC-J5010Nの違いは何ですか?
基本機能は同じですが、給紙トレイの段数が異なります。MFC-J5115Nは2段(各250枚)、MFC-J5010Nは1段(最大250枚)です。
HL-J5113Nはコピーやスキャンができますか?
HL-J5113Nはプリント専用機のため、コピー・スキャン・ファクス機能はありません。印刷機能のみを求める場合に適したモデルです。
3機種の対応インクは何ですか?
いずれもLC516シリーズおよびLC516XLシリーズ(全色顔料)に対応しています。
発売日はいつですか?
3機種とも2026年8月上旬に発売予定です。価格はオープン価格となっています。
新モデルでも互換インクは使えますか?
対応インクは既存モデルと共通のLC516・LC516XLシリーズのため、これらに対応する互換インクであれば使用できます。ご購入前に対応機種欄をご確認ください。
まとめ
ブラザーの新「ファーストタンク」シリーズ3機種は、給紙トレイやADFの有無で選べる構成ながら、対応インクや耐久性・ランニングコストは共通しています。要点は次のとおりです。
2026年発売のファーストタンク新製品まとめ
- MFC-J5115N・MFC-J5010N(複合機)、HL-J5113N(プリンター)の3機種が2026年8月上旬に発売
- 対応インクはLC516シリーズ・LC516XLシリーズで、既存のファーストタンク機種と共通
- 全色顔料の大容量インクで、約30万ページの高耐久・低ランニングコストを実現
対応インクのLC516シリーズは、インクのチップスの互換インクでもコストを抑えて使用できます。

