プリンターのインクを買い足すとき、型番の末尾に「XL」が付いた大容量と標準のどちらにするか、迷うことがあります。キヤノンの純正インクは大容量のほうが価格が高く、本当に元が取れるのかは気になる点です。
この記事では、キヤノンが公表しているインク容量をもとに、大容量と標準の違いや選び方を解説します。さらに、純正インクと互換インクの価格差についても紹介します。
キヤノンインクの大容量(XL)とは、同じ型番シリーズの標準タイプよりも多くのインクが入ったカートリッジのことです。
キヤノンインクの大容量(XL)と標準の違い
キヤノンインクの大容量と標準の主な違いは、カートリッジに入っているインクの量です。一般的に、型番の末尾に「XL」が付くものが大容量タイプで、例えばBCI-381が標準、BCI-381XLが大容量にあたります。
キヤノンが公表しているBCI-381・380シリーズの容量は、次のとおりです。
| インクの種類 | 標準 | 大容量(XL) |
|---|---|---|
| 染料インク(ブラック・シアン・マゼンタ・イエロー・グレー) | BCI-381:約8.3ml | BCI-381XL:約11.7ml(標準の約1.4倍) |
| 顔料ブラック | BCI-380:約18.5ml | BCI-380XL:約25.7ml(標準の約1.4倍) |
※出典:キヤノン「インクカートリッジの容量について」(2026年10月8日確認)。倍率は公表容量から算出しています。インク容量は実際の印刷可能枚数を示すものではありません。
BCI-381・380シリーズでは、どちらも大容量タイプに標準の約1.4倍のインクが入っています。
同じシリーズの標準タイプと大容量タイプは、基本的に同じプリンターに対応しています。ただし、プリンターによって使用できるインクの型番は異なるため、購入前に対応機種を確認することが大切です。
なお、機種によっては「XXL」が付く特大容量タイプが用意されている場合もあります。
大容量は標準より何倍入っている?6色セットで比較
BCI-381・380シリーズの6色セットで比較すると、大容量タイプには標準タイプより約24.2ml多くのインクが入っています。
染料5色と顔料ブラック1色を合計した容量は、次のとおりです。
| 区分 | 内訳 | 6色セットの合計容量 |
|---|---|---|
| 標準 | BCI-381を5色+BCI-380 | 約60.0ml |
| 大容量(XL) | BCI-381XLを5色+BCI-380XL | 約84.2ml |
| 差 | 大容量-標準 | 約24.2ml(標準の約1.4倍) |
※キヤノン公表の各カートリッジ容量をもとに算出しています。
ただし、インク容量が約1.4倍だからといって、印刷可能枚数も必ず1.4倍になるわけではありません。
印刷できる枚数は、文書や写真などの印刷内容、印刷頻度、プリンターの自動クリーニングの回数などによって変わります。
大容量タイプは標準タイプより多くのインクが入っていますが、実際に何枚印刷できるかは使用状況によって異なる点を押さえておきましょう。
大容量の純正インクと互換インクでは、実際いくら安くなる?
大容量タイプは標準タイプより購入価格が高くなるため、インク代を少しでも抑えたい場合は、互換インクも選択肢の一つです。
ここでは、キヤノン純正の大容量6色セットと、インクのチップスで販売している大容量の互換インク6色セットを比較しました。
| 項目 | キヤノン純正(BCI-381XL+380XL 6色) | インクのチップス互換(同6色) |
|---|---|---|
| 6色セット価格(税込) | 13,010円 | 2,990円 |
| 純正との差額 | 基準 | 10,020円安い |
| 削減率 | 基準 | 約77% |
※比較条件:大容量(XL)の6色セット同士を比較。価格は2026年10月1日時点。純正価格はキヤノンオンラインショップ掲載の各カートリッジの税込価格を合計した金額、互換価格は当店の商品販売価格です。ポイント還元やクーポン割引などは含みません。また、互換インクの印刷可能枚数について比較可能な公表値がないため、1枚あたりの印刷コストは算出していません。
この価格では、純正インクの6色セット1つ分の予算で、互換インクなら約4セット購入できる計算です。
インクのチップスの互換インクは、ISO9001・ISO14001認証工場で生産されており、インク残量表示にも対応しています。
キヤノン用 BCI-381XL+380XL/6MP 互換インク 6色セット 大容量
PIXUS TS8130・TS8230・TS8330・TS8430に対応する大容量タイプの6色セットです。顔料ブラックと染料5色がそろい、インク残量表示にも対応しています。
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互換インクの品質や純正インクとの違いについて詳しく知りたい方は、次の記事も参考にしてください。
キヤノン用の互換インクは、次のボタンから一覧で確認できます。
価格の違いを押さえたうえで、ここからは大容量と標準のどちらを選ぶかを見ていきます。
キヤノンインクは大容量と標準のどちらを選ぶ?
大容量と標準のどちらを選ぶかは、印刷する頻度やインクを使い切るまでの期間を目安に判断しましょう。
大容量(XL)が向いている人
月に何度も印刷する方や、写真・年賀状などをまとめて印刷する機会が多い方には、大容量タイプがおすすめです。
標準タイプより多くのインクが入っているため、使用状況によってはカートリッジの交換頻度を減らせます。
標準が向いている人
印刷する機会が年に数回程度で、インクの使用量が少ない方には、標準タイプが向いています。
大容量タイプを購入しても、インクを使い切るまでに長期間かかる場合は、そのメリットを十分に生かせない可能性があります。
また、標準タイプは大容量タイプより1本あたりの購入価格が安いため、一度にかかる費用を抑えたい方にも適しています。
迷ったときのチェックポイント
大容量と標準のどちらにするか迷った場合は、次の3点を確認してみましょう。
大容量にするか迷ったときの確認項目
- 使用しているプリンターに対応する大容量(XL)タイプがあるか
- 月に何回くらい印刷するか、年賀状などをまとめて印刷する時期があるか
- インクを長期間使用せずに保管する可能性があるか
印刷頻度が高く、インクを使い切れる方は大容量タイプ、印刷頻度が低い方は標準タイプを選ぶとよいでしょう。
大容量インクを買う前に確認したい3つのポイント
大容量インクを購入するときは、容量や価格だけでなく、プリンターとの適合性や使用状況も確認することが大切です。
型番の末尾「XL」と対応機種
プリンターによっては、大容量タイプが用意されていない機種もあります。
キヤノンの公式サイトや商品ページには、インクの型番ごとに対応機種が掲載されています。
同じキヤノン製のプリンターでも使用できるインクは異なるため、購入前にプリンターの型番と対応インクを確認しましょう。
インクの保管方法と使用期間
印刷する機会が少ない場合は、インクを長期間使用せずに保管する可能性があります。
インクカートリッジは、メーカーが案内する保管方法や使用上の注意に従って取り扱いましょう。
また、大容量インクを購入しても、使い切るまでに長期間かかる場合があります。印刷頻度が低い方は、必要な容量を選ぶことも大切です。
互換インクの容量表記
互換インクにも、型番に「XL」が付いた大容量タイプが販売されています。
ただし、互換インクはメーカーや商品によって容量の表記方法が異なり、純正インクと同じ型番に対応していても、必ずしも同じインク容量とは限りません。
購入前に商品ページの容量表記や対応機種を確認しましょう。
【Q&A】キヤノンインクの大容量と標準に関するよくある質問
Q. キヤノンのインクで、大容量と標準の違いは何ですか?
A. 主な違いはインクの容量です。型番の末尾に「XL」が付くものが大容量タイプで、例えばBCI-381の標準タイプは約8.3ml、大容量のBCI-381XLは約11.7mlです。また、一般的に大容量タイプの方が購入価格は高くなります。
Q. 大容量は標準の何倍のインクが入っていますか?
A. BCI-381・380シリーズでは、大容量タイプには標準タイプの約1.4倍のインクが入っています。ただし、この倍率はBCI-381・380シリーズの公表容量から算出したもので、すべてのインク型番に当てはまるわけではありません。また、印刷可能枚数が同じ倍率になるとは限りません。
Q. 標準のプリンターで大容量インクは使えますか?
A. 使用できるかどうかは、プリンターの対応型番によって決まります。BCI-381・380シリーズのように、標準タイプと大容量タイプの両方に対応しているプリンターもあります。購入前に、お使いのプリンターの対応インクを確認してください。
Q. 標準と大容量を混ぜて使えますか?
A. 色ごとに標準タイプと大容量タイプを組み合わせて使用できるかは、お使いのプリンターの対応仕様を確認してください。組み合わせについて不明な場合は、取扱説明書やキヤノンのサポート窓口で確認すると安心です。
Q. 大容量の方が必ずお得ですか?
A. 必ずしもそうとは限りません。大容量タイプはインクが多く入っているため、印刷頻度が高い方にはメリットがあります。一方、印刷する機会が少なく、インクを使い切るまでに長期間かかる方には、標準タイプが向いている場合もあります。購入価格だけでなく、印刷頻度や使用量に合わせて選びましょう。
Q. インクのチップスのBCI-381・380対応の互換インクは、大容量ですか?
A. はい、この記事で紹介しているインクのチップスのBCI-381・380対応互換インクは、大容量(XL)タイプです。6色セットは2,990円(税込・2026年10月1日時点)で、比較対象とした純正大容量6色セット(キヤノンオンラインショップ掲載価格の合計)13,010円より10,020円安く購入できます。
キヤノンインクの大容量と標準の違いまとめ
キヤノンインクの大容量(XL)と標準の主な違いは、インクの容量です。
BCI-381・380シリーズでは、大容量タイプに標準の約1.4倍のインクが入っています。ただし、印刷できる枚数は使用状況によって異なるため、必ずしも容量と同じ倍率になるわけではありません。
キヤノンインクの大容量と標準の違い
- 大容量(XL)は標準よりインクの量が多く、BCI-381・380シリーズでは約1.4倍
- 6色セットの合計容量は標準が約60.0ml、大容量が約84.2ml
- 印刷頻度が高い方には大容量、使用量が少ない方には標準がおすすめ
- インク代を抑えたい場合は、互換インクも選択肢の一つ
大容量と標準で迷ったときは、まずお使いのプリンターに対応するインクの型番を確認し、印刷頻度や使用量に合ったタイプを選びましょう。

