コピー用紙の種類と厚さの違いを解説|印刷用紙の選び方ガイド - インクのチップス本店

「コピー用紙ってどれも同じじゃないの?」と思っていませんか?
実は、コピー用紙や印刷用紙には様々な種類があり、サイズや厚さによって印刷の仕上がりや適した用途が大きく変わります。
この記事では、コピー用紙の種類や厚さの違い、印刷用紙の選び方まで、初心者の方にも分かりやすく徹底解説します。用途に合った最適な用紙選びの参考にしてください。

コピー用紙とは?印刷用紙との違い

コピー用紙とは、コピー機やプリンターで日常的に使用される用紙の総称です。「PPC用紙(普通紙複写機用紙)」や「印刷用紙」と呼ばれることもあり、基本的には同じものを指します。
コピー用紙・印刷用紙を選ぶ際に重要なポイントは、主に以下の3つです。

  • サイズ:A判・B判など、用途に合わせた大きさ
  • 厚さ:坪量(g/㎡)で表され、印刷物の印象を左右する
  • 種類:普通紙・上質紙・光沢紙など、仕上がりに影響

それぞれ詳しく見ていきましょう。

コピー用紙・印刷用紙のサイズ|A判とB判の違い

コピー用紙・印刷用紙のサイズには「A判」と「B判」の2種類があります。
一般的な家庭用プリンターで印刷、コピーできるサイズはA4、A5、B5サイズが多く、コンビニやオフィスで使用されている大型のコピー機だと更にA3、A5、B4、B5までは標準で使用できるようになっています。

A判もB判も「0」の規格サイズを基準に半分に折った回数によって、サイズが小さくなっていきます。詳細のサイズを一覧にしたのが次の表です。

A判用紙 用紙サイズ B判用紙 用紙サイズ
A0 841mm×1189mm B0 1030mm×1456mm
A1 594mm×841mm B1 728mm×1030mm
A2 420mm×594mm B2 515mm×728mm
A3 297mm×420mm B3 364mm×515mm
A4 210mm×297mm B4 257mm×364mm
A5 148mm×210mm B5 182mm×257mm
A6 105mm×148mm B6 128mm×182mm
A7 74mm×105mm B7 91mm×128mm

A判サイズの特徴

A判は19世紀末、ドイツの物理学者オズワルドが提案した国際規格です。
A0を1㎡ とし、縦横比を「1:√2」とすることで、半分に折っても同じ比率を保つのが特徴です。
世界的に広く使われており、オフィス文書やビジネス書類ではA4サイズが主流です。

B判サイズの特徴

B判は日本独自の規格で、江戸時代に公用紙として使われていた「美濃紙」を基準としています。B0を1.5㎡ とし、こちらも縦横比は「1:√2」です。
国内規格のため、学校のプリントや新聞折込チラシなど、日本特有の用途に多く使われています。

コピー用紙のサイズ別|主な用途一覧

コピー用紙・印刷用紙のサイズ別で使われている主な用途を表にまとめてみました。

規格 主な用途
A0(A倍) 大判ポスター
A1(A全) 新聞見開き ポスター
A2 新聞
A3 メニュー見開き、大判プリント
A4 一般コピー用紙、大学ノート
A5 ハードカバー書籍
A6 文庫本、手書きPOPなど
A7 メモ帳、プライスカード規格品
規格 主な用途
B0(B倍) 大型施設などの大判ポスター
B1(B全) 映画館、駅のポスター
B2 路面テナント、キャンペーン用ポスター
B3 中吊り広告
B4 新聞折り込み
B5 教科書、ノート、雑誌
B6 手帳、青年コミック本
B7 パスポート

コピー用紙の厚さと選び方|坪量・連量とは?

コピー用紙の厚さは「mm」ではなく、連量(kg)や坪量(g/㎡)という単位で表されます。用紙の厚さは印刷物の仕上がりや用途に大きく影響するため、目的に合った厚さを選ぶことが重要です。

連量と坪量の違い

  • 連量(kg) … 原紙1000枚の重さ
  • 坪量(g/㎡) … 1㎡あたりの重さ

一般的に印刷用紙を購入する際は、坪量(g/㎡)で厚さを確認することが多いです。

コピー用紙の厚さの目安

一般的なコピー用紙・印刷用紙の厚さは70~90g/㎡(約0.07~0.09mm)で、最も普及しているのは80g/㎡(0.08mm前後)です。

厚さ(坪量) 特徴 おすすめの用途
64〜70g/㎡ 薄め・軽量 大量印刷、社内資料、FAX
80g/㎡ 標準的な厚さ 一般的な書類、コピー全般
90g/㎡以上 厚め・しっかり 履歴書、契約書、プレゼン資料

薄い紙は大量印刷や保管スペースの節約に向いており、厚い紙は保存性が高く、重要書類や高品質な印刷物に適しています。コピー用紙の厚さを使い分けることで、コスト削減や印刷物の品質向上につながります。

コピー用紙・印刷用紙の種類と特徴

コピー用紙・印刷用紙の種類は、大きく「非加工紙」と「加工紙」に分けられます。それぞれの特徴を理解して、用途に合った印刷用紙を選びましょう。

非加工紙の種類と特徴

非加工紙 とは特殊な加工を施さない、パルプだけから生成された紙のことです。普通紙、上質紙、再生紙などの種類があります。いずれもレーザープリンタ、インクジェットプリンタのどちらでも使用が可能です。

普通紙(PPC紙)

最も一般的なコピー用紙の種類です。コスパが良く幅広い用途に使えますが、耐水性は低いという特徴があります。日常的な書類印刷やコピーに最適です。

上質紙

化学パルプ100%で作られた印刷用紙で、インクがにじみにくいのが特徴です。チラシやノート、雑誌印刷など、仕上がりにこだわりたい印刷物に使用されます。

再生紙

古紙を原料としたエコな印刷用紙です。環境にやさしいですが、やや色が付いている場合もあります。環境への配慮をアピールしたい企業の社内資料などに適しています。

加工紙の種類と特徴

加工紙とは、光沢紙(コート紙)やマット紙など、紙に特殊な加工を加えて耐久性や光沢、発色を高めた印刷用紙のことです。高品質な印刷を重視して作られているため、写真やイラストなどの印刷に向いています。

光沢紙(コート紙)

インクジェットプリンターで写真プリントする時に用いる、表面がツルツルとして光沢のある塗工がされた用紙です。写真印刷に最適ですが、塗工が熱で溶けてしまうためレーザープリンタには不向きです。

マットコート紙

インクのにじみがおさえられ、光沢のない(つや消し)落ち着いた仕上がりになる印刷用紙です。写真や文字をきれいに印刷することができ、写真入りハガキやパンフレットなどにも適しています。

コピー用紙・印刷用紙の種類一覧

種類 特徴 おすすめの用途
普通紙(PPC紙) コスパ◎、耐水性△ 日常の書類、コピー全般
上質紙 にじみにくい、高品質 チラシ、雑誌、履歴書
再生紙 環境にやさしい 社内資料、エコ志向の印刷
光沢紙 ツヤあり、写真向き 写真印刷、ポスター
マットコート紙 ツヤなし、落ち着いた印象 ハガキ、パンフレット

コピー用紙はどこで買える?安く購入できる場所

コピー用紙・印刷用紙は以下のような場所で購入可能です。用途や必要な量に合わせて購入場所を選びましょう。

購入場所 メリット こんな人におすすめ
家電量販店・文房具店 種類が豊富、実物を確認できる こだわって選びたい人
スーパー・ホームセンター 日用品と一緒に購入可能 手軽に買いたい人
オンラインショップ 価格比較しやすい、配送で届く 大量購入、安く買いたい人
オフィス用品専門店 業務用の大量購入に対応 法人、オフィス利用
100円ショップ 少量から安く購入可能 少しだけ必要な人

大量に使うならオフィス用品専門店やネット通販(Amazon・楽天など)が割安です。少量で良いなら100円ショップやスーパー、コンビニでも手軽に購入できます。

コピー用紙に関するよくある質問(FAQ)

Q1. コピー用紙のサイズはどれを選べばいいですか?

一般的なビジネス文書や家庭での印刷には「A4サイズ」が最も多く使われています。 ポスターや掲示用には「A3サイズ以上」がよく選ばれます。用途に合わせて選びましょう。

Q2. コピー用紙の厚さはどのくらいが標準ですか?

標準的なコピー用紙の厚さは70~90g/㎡(約0.07~0.09mm)です。大量印刷には70g/㎡前後の薄めの紙、ビジネス書類や履歴書には90g/㎡以上の厚めの紙がおすすめです。

Q3. コピー用紙と普通紙は違うものですか?

基本的には同じ意味で使われます。コピー機やプリンターで日常的に使用する「PPC用紙」(普通紙複写機用紙)が普通紙と呼ばれることが多いです。印刷用紙も同様の意味で使われます。

Q4. コピー用紙はどこで安く買えますか?

大量に使うなら オフィス用品専門店やネット通販(Amazon・楽天など) が割安です。少量で良いなら 100円ショップやスーパー、コンビニ でも手軽に購入できます。

Q5. 履歴書を印刷するときにおすすめのコピー用紙は?

履歴書は第一印象を左右するため、90g/㎡以上の上質紙 を選ぶのがおすすめです。コピー用紙の厚さがしっかりしていると、書類に高級感が出ます。サイズは A3二つ折り または A4を2枚 が一般的です。

Q6. 印刷用紙の種類はどう選べばいいですか?

用途に合わせて印刷用紙の種類を選びましょう。日常の書類には普通紙、履歴書やチラシには上質紙、写真印刷には光沢紙、落ち着いた印象のハガキにはマットコート紙がおすすめです。

まとめ

コピー用紙・印刷用紙は、一見どれも同じように見えますが、実際には サイズ・厚さ・種類によって適した用途が大きく異なります。

  • サイズは「A判」と「B判」があり、ビジネス文書ではA4、学校教材や雑誌ではB5が多く使われています。
  • 厚さは坪量(g/㎡)で表され、薄い用紙は大量印刷に向き、厚い用紙は保存性や見栄えが重視される文書に向いています。
  • 種類は「普通紙」「上質紙」「再生紙」などの非加工紙と、「光沢紙」「マット紙」といった加工紙に分かれ、印刷物の仕上がりや印象を大きく左右します。

例えば、履歴書や重要な契約書には厚めの上質紙を選ぶことで信頼感を与えられますし、大量に配布する資料や社内用の書類にはコスパの良い普通紙が適しています。また、写真やデザイン性の高い印刷物には光沢紙やマット紙を選ぶと仕上がりが美しくなります。

つまり、コピー用紙は「ただ印刷できればいいもの」ではなく、使う場面や目的に合わせて最適な印刷用紙を選ぶことが大切です。ちょっとした選び方の違いで、印刷物の見栄えや相手に与える印象は大きく変わります。
これからコピー用紙を購入するときは、ぜひサイズ・厚さ・種類を意識して、自分の用途にぴったりの用紙を選んでみてください。

インクのチップス

著者
インクのチップス本店 編集部

株式会社キュリエが運営する「インクのチップス本店」のライティング部隊。インクやトナー、プリンターについてのお役立ち情報を当社熟練の日本人技術者による監修のもと、配信しています。

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