「1枚50円の頃の年賀状が懐かしい」と思っていませんか?
2020年以降、年賀はがきは増税により63円となり、2024年10月には85円まで値上がりしました。
特に大量の年賀状を作成する人にとっては年末の大きな出費にもなり得る年賀状、なんとかコスト控えめに作成したいところですね。
年賀状を作成する方法はいくつかあります。家で作る方がかえって高くつくという意見も見聞きしますが、それは本当でしょうか?
今回は、年賀状を安く作る方法について、様々な方法と比較し検証していきます!
家で作る年賀状
家で年賀状を作るとなると、業者に依頼するよりは少し準備物が多くなります。主要なものといえば、以下のとおりでしょう。
・年賀はがき
・スマホorパソコン
・プリンター
・インク
近年ではスマホと接続可能なプリンターを使ってアプリで年賀状を作成する方法が一般的になりました。Wi-Fi環境にない場合はパソコンで作成したものを印刷する方法も多く用いられています。
年賀はがきにかかるコストは金券ショップやオークションで入手しない限りコストダウンがはかれないため、定価の85円で検証します。
家で作る場合の年賀状コスト
家で年賀状をつくる際、お金がかかる部分といえばなんといってもインク代。
メーカーや型番によって印刷コストは異なりますが、Canonの発表する印刷コストを参考に考えてみましょう。
今回は、Canon PIXUSの印刷コストで計算していきます。最近はインクタンクも大容量と標準の2種類が準備されていますが、今回は普段あまりプリンターを使わない人を考慮して、標準インクタンクで計算します。
Canon公式ページでは裏面を印刷するのに約9.9円(税込み)と公表されています。宛名面は約1.2円(税込み)ですので、両面で11.1円ですね。
つまり、単純にこれらを足すと、年賀状1枚あたり約74円のコストがかかるということです。しかし、これはあくまでも年賀状1枚あたりのコストを算出しただけのお話。
もし、家庭にプリンターがなく購入する必要があったり、手持ちのプリンターのインクが切れていて購入しなければならない時には、当然出費がかさみます。
インクは、型番によって価格が大きく異なりますが、一般的にはカラー全色セットで5,000円以上の価格のものが多く、年賀はがき以外でも使う予定がない場合には余ったときに無駄になります。
こうした事情から、家庭での年賀状印刷はお金がかかると言われても仕方がないかもしれません。もちろん、年賀状印刷以外にもプリンターを使う機会が多い家庭ではインクにかかるお金は通常の出費内なのであまり問題に思わないでしょう。
もし、このインク代が安くなれば、日頃あまりプリンターを使わない家庭でも自宅印刷に挑戦しやすくなるのではないでしょうか。もちろん、インク代が安くなれば、年賀状1枚あたりの印刷コストも大幅に減少し、コストダウンにつながることは言うまでもありません。
家で作る場合の年賀状コストを抑えるためには、互換インクがおすすめ
インクのチップスでは、CanonをはじめEPSONやbrotherなどの主要プリンターの互換インクを扱っています。
インクのチップスでは、国際規格に対応したインクのチップス提携工場で生産された高品質商品のため安心してお使いいただけます。また、インクのチップスでは商品保証1年に加え、購入後1年以内のプリンターであればプリンター本体にも1年保証が付いています。
家での年賀状印刷コストをおさえるなら、インクのチップスの互換インクがおすすめです。
専門店で作る年賀状
年賀状を業者に依頼すると、写真やデザインを決めるだけであとは印刷してくれるためとても便利です。なかには、そのまま発送してくれるお店もあります。
年賀状やはがきの印刷を専門とするお店や、写真屋さんのサービスなどがあり、インターネットやアプリから簡単に依頼することもできます。
専門店で作った場合、かかるコストはそれぞれの業者によって設定が異なるため、相場が絞りにくいです。同じお店で同じサービスを依頼しても、時期によって大幅な割引があったりなどすると、印刷コストは変わってきますよね。
よく選ばれている業者の価格を参考にしてみましょう。もし、50枚を依頼した場合の利用料は5,900円、写真を美しく仕上げるためのオプション利用であれば7,800円がかかります。
つまり、年賀状1枚あたりのコストは、オプションなしで118円、オプションありで156円ということですね。
業者によっては、依頼枚数が多ければ多いほど1枚あたりのコストが安くなるように料金設定しているケースが珍しくないため、この業者でも枚数が多ければ多いほど1枚あたりのコストは安くなります。
アプリでデザイン作成、印刷はコンビニで済ませる方法
郵便局の公式ホームページには、セブンイレブンで年賀状印刷ができるサービスも紹介されています。
スマホアプリのはがきデザインキットで作成したはがきを、マルチコピー機で自分で印刷するサービスです。
年賀はがきは自分で準備し、1枚あたりの印刷代は80円。
つまり、年賀状1枚につき143円のコストがかかるということですね。一見、高そうに見えるかもしれませんが、少数しか年賀状を出さない人で家にプリンターがない場合は、かえって安くすませることが可能です。
年賀状作成は、手書きが一番安い
手書きで仕上げる方法が一番コストがかからないでしょう。家にあるペンを使えば、はがき代しかかかりません。
また100円ショップなどに行けば、ペンやスタンプ、テープ、シールなどもあるので、費用をあまりかけず、オリジナリティー溢れる年賀状に仕上げることができます。絵やイラストを描くのが得意な人は、せっかくの機会ですのでアピールするのも良いですね。
10枚作る場合、はがき代は85円×10枚で850円。ペンやスタンプを500円分購入したとしても全部で1350円。ですので、1枚あたり135円で済みます。
ただし、手間と時間は一番かかる方法ですので、時間に余裕がある方や、年賀状を出す枚数が少ない方におすすめの方法と言えるでしょう。
年賀状を安く作成する方法 まとめ
今回は、年賀状を安く作成する方法について検証しました。家での印刷コストを安くおさえるコツは、なんといってもインク代にかかっています。インクのチップスの互換インクなら、高くつくと言われている家での年賀状印刷が安く行えるかもしれません。 もちろん、専門店によって価格設定は異なるため、今回ご紹介した内容がすべてではありませんが、それぞれの方法を見比べて自分に合った方法で年賀状を作成してみてはいかがでしょうか。