すぐ印刷したいのに用紙がつまって困ったことがありませんか?
プリンターには紙詰まりエラーがでているけど、理由まではわからず、症状が改善しない。
一旦は直っても、また紙詰まりがおきてしまう。
私も困って、他の部署のプリンターを借りに走った経験があります。
代わりのプリンターがあるなら、まだ救われますが、家に1台しかプリンターがない方は、途方にくれてしまいますよね。
紙詰まりの原因は、プリンター内の部品の劣化かもしれません。
その場合は、部品交換になりますので、プリンターメーカーに電話をして修理になるケースがほとんどです。しかし、それ以外の原因で紙詰まりをおこしているときは、
プリンター周りや用紙を見直してみるだけでも症状が改善できることもあります。
まずは給紙トレイと用紙から確認してみましょう!
給紙トレイと用紙の確認をする
給紙トレイとは、印刷するための用紙を入れるところです。
下記の3つの確認からお願いします。
給紙トレイの用紙ガイドの位置は正しいか
プリンターでは、A4、B5、はがき等の用紙サイズを合わせて印刷ができますが、その際、給紙トレイの用紙ガイドを動かして、使用したいサイズに合わせます。
このとき、A4サイズなら、A4サイズの位置にきっちりと用紙ガイドがないと、
用紙が斜めに取り込まれてしまい、紙詰まりを起こしてしまうことがあります。
そのため、まずは用紙ガイドの位置が正しいかどうかを確認しましょう。
給紙トレイに用紙を入れすぎていないか
プリンターで用紙切れになると、面倒なのでつい、多めに用紙を補充したくなります。
しかし、これが紙詰まりの原因になっていることがあります。
パソコンの操作で印刷をかけると、1枚1枚、順々にプリンター内に送り込まれますが、給紙トレイにセットする用紙が多すぎると、2、3枚同時に取り込まれてしまい、紙詰まりを起こしてしまうことがあります。実は、給紙トレイをよく見ると用紙を入れられる上限値が書いてあります。
プリンターによって表記が異なりますが、だいたいは上限値にマークがあります。それ以上に用紙を入れるのは、なるべく控えるようにしましょう。
裏紙をつかっていないか(インクジェットプリンター)
インクジェットプリンターで裏紙を使うときは、注意が必要です。
裏紙は一度印刷したものなので、インク(液体)で若干湿っています。
用紙はまっすぐでなく、曲がりやそりがあるので印刷中にローラにひっかかり、
紙詰まりをおこしてしまうことがあります。
紙詰まりが頻繁に起こるときは、未使用の新しい用紙で症状が改善するかどうか確認してください。
梅雨時には、室内であっても湿度が高くなってしまうことがあります。
湿気を含んだ用紙は、裏紙と同じ状態になりやすいので、同様の注意が必要です。
それでもエラーが消えないときは
給紙トレイを確認しても症状が改善しないときは、プリンター内に異物(ちぎれた用紙)が残っているか、または、給紙ローラが汚れてしまっているかもしれません。
追加で下記の確認をお願いします。
プリンター内に異物(ちぎれた用紙)がないか
プリンターが動作中だと危ないので、一旦、電源をきります。
お持ちの機種にもよりますが、フロントカバーやバックカバーと名称は違っても、開けて中を確認できるところが複数個所あると思います。
一旦、すべてのカバーを開けて中をよく確認してみてください。
ちぎれた用紙がローラに詰まっていれば、用紙の端を手でつまんで外にだします。
給紙トレイが底面にあるときは、取り外せるようでしたら、取り外して、下から上を覗くようにして用紙が詰まっていないかよく見ます。
用紙が途中で切れてしまって中に残ってしまうと、エラーは消えません。
そのため、用紙を取り除くときは慎重に行ってください。
給紙ローラの清掃をする
給紙ローラは、プリンター奥に用紙を送るための部品で、印刷時には、常に用紙と接しているため、表面に汚れがつきやすいです。
印刷の過程で用紙に定着できなかったインク(液体)やトナーパウダー(粉)がローラについてしまうと、用紙が貼りついてしまい最後まで用紙を送り出すことができません。
プリンターよっては、「給紙ローラのクリーング」「インクふき取りクリーング」等の清掃メニューがあります。説明書で内容をご確認のうえ、作業を行ってみてください。
プリンターメーカーのお客様相談センターに相談する
上記の5つの確認でも症状が改善しないときは、給紙ローラの劣化が進んでいる可能性があります。部品交換の必要があれば、修理にださなければいけないかもしれません。
その判断は、プリンターメーカーのお客様相談センターに伺って頂くしかないです。
給紙ローラの劣化は、プリンターで印刷していればいつかは起きてしまう問題ですが、給紙トレイと用紙の確認の3つは、普段から気にして頂けると、
紙詰まりが多発することは防げるかもしれません。
この記事をご覧頂いている皆さんは忙しいかもしれませんが、プリンターに用紙を入れるときは、ちょっとだけ気にかけてあげるといいかもしれません。