夏に出すごあいさつ状「暑中見舞い」。
もらうと嬉しいものですが、いざ自分で出そうとすると「いつ出せばいいの?」「時期を過ぎたらどうなるの?」「喪中の人には送ってもいいの?」など迷う方も多いのではないでしょうか。
この記事では、2025年の暑中見舞いを出す最適な時期や、書き方、注意点まで詳しく解説します!
暑中見舞いの時期はいつ?

暑中見舞いは「小暑(7月7日頃)」から「立秋の前日(8月7日頃)」までに出すのが一般的です。
この期間を過ぎると、暑中見舞いではなく「残暑見舞い」となります。
暑中見舞いはいつから?
例年、7月7日頃の「小暑」を過ぎた頃から出し始めるのがよいとされています。
梅雨明けを目安にしても問題ありません。
暑中見舞いはいつまで?
「立秋」(2025年は8月7日)までに届くように出しましょう。
立秋を過ぎると「残暑見舞い」に切り替えるのがマナーです。
暑中見舞いを出すのが遅れたらどうすればいい?
もし暑中見舞いを出しそびれた場合は、8月8日以降であれば「残暑見舞い」として出すことで失礼にはなりません。
タイミングに応じて挨拶の言葉を変えましょう。
期間 | 出す挨拶状 |
---|---|
7月7日頃〜8月7日頃 | 暑中見舞い |
8月8日頃〜8月末(または処暑まで) | 残暑見舞い |
暑中見舞いとは?由来と意味

暑中見舞いは、日本の伝統的な夏のごあいさつです。
もともとはお盆の時期に里帰りする際、祖先の霊に供える品を持参する習慣が由来とされます。
江戸時代には感謝の気持ちを込めて贈答品を届ける風習となり、やがて郵便制度の発達により、はがきでご挨拶する現在の形式に変化しました。
喪中の人に暑中見舞いを出してもいい?

暑中見舞いはお祝いごとではないため、喪中の方にも送って問題ありません。
ただし、忌中(四十九日が明ける前)の期間は避けるのがマナーです。
文中にはお悔やみの気持ちを添えるなど、相手を思いやった内容にしましょう。
暑中見舞いの書き方ガイド

暑中見舞いの構成は、次の4つのパートに分かれます:
- お見舞いのあいさつ(例:暑中お見舞い申し上げます)
- 主文(時候のあいさつ・相手の健康を気づかう言葉)
- 結びのあいさつ(例:ご自愛ください など)
- 日付(例:令和〇〇年 盛夏)
① お見舞いのあいさつ
「暑中お見舞い申し上げます」など、大きめに目立たせて書きましょう。
② 主文(時候のあいさつ・感謝・近況など)
相手の地域やその年の気候に合わせた時候のあいさつを書きます。
お世話になった感謝、自分の近況(引っ越し、結婚など)を添えると丁寧です。
③ 結びのあいさつ
「これからも暑さが続きますので、くれぐれもご自愛ください」など、相手の健康を気づかう言葉で締めくくります。
④ 日付の記載
「令和〇〇年 盛夏」や「2025年 盛夏」など、詳細な日付は不要です。
暑中見舞いの文例

一般的な文例
暑中お見舞い申し上げます。
梅雨が明け、暑さが厳しい日々が続いていますが、いかがお過ごしでしょうか。
こちらはおかげさまで家族ともども元気に過ごしております。
酷暑の折、夏バテなどなさいませんよう心よりお祈り申し上げます。
令和〇〇年 盛夏
友人・知人向けの文例
暑中お見舞い申し上げます。
今年も厳しい暑さが続いていますが、お元気でお過ごしでしょうか?
私は先日、海に出かけて夏を満喫してきました。
また近々、冷えたビールで暑気払いしましょう!
令和〇〇年 盛夏
取引先・ビジネス向けの文例
暑中お伺い申し上げます。
平素より格別のご高配を賜り、誠にありがとうございます。
酷暑の折、貴社ますますのご繁栄と皆様のご健勝を心よりお祈り申し上げます。
令和〇〇年 盛夏
暑中見舞いはがきの準備方法

はがきの準備方法は次の通りです:
- 郵便局やロフトで既製品を購入する
- 手書きでオリジナルはがきを作成する
- 無料テンプレートを使って印刷する
自宅にプリンターがある方は、「暑中見舞い テンプレート」などで検索して、無料素材を使って手軽に印刷するのもおすすめです。
大量印刷するなら「インクのチップス」のインクでお得に!
暑中見舞いを何十枚も出す方にとって、インク代は気になるポイントですよね。
インクのチップスでは、純正品と同等の品質を持ちながら最大90%オフの互換インク・トナーを多数取り扱っています。
さらに、プリンターとインクの「W保証」もあり、安心してご利用いただけます。
印刷コストを抑えて、気軽に夏のごあいさつをしてみてはいかがでしょうか?
