「レーザープリンタや複合機のトナーはどのくらいもちますか?」と、お客様からご質問をいただくことがあります。
今回は、トナーの使用期限や、保管方法についてお話しますね!
純正トナーの使用期限
消費期限はおおよそのメーカーで製造から2年とすることが多いです。
・・・ではなぜ2年なのか?
理由1:永久保証はできない
理由2:在庫・流通在庫なども含めてユーザーに渡るまで時間がかかる。
理由3:トナーカートリッジの構造上の問題
上記はプリンタの断面図です。
赤枠の矢印のクリーニングブレードというところで、転写時に必要のなかった廃トナーをかきとる装置です。
この装置は常にドラムユニット(感光体)と接着しているので何年もトナーカートリッジを動かさずそのままにしているとその部分が劣化し汚れの原因となる場合があります。
また、この装置は接着の圧力が強すぎるとドラムユニット自体に傷をつけてしまうため、微妙な力感で接着しています。そのため、時間が時間経ちすぎるとブレード自体が倒れてしまい、廃トナーをかきとる役割を果たせなくなります。
※これはあくまでもトナーカートリッジでトナーとドラムが一体型の商品です。
理由4:粉体のトナーのみが入ったボトルも消費期限は2年間
トナーを新しく使うときによく皆さんトナーを振りますよね。あれはトナーが簡単言うと「樹脂」と「鉄粉」の混合物です。
そのため、トナーを同じ状態にとどめておくと「鉄粉」重いので沈殿するためです。水と油が比重で分離するのによく似てます。
再生トナー、互換トナーなどの3rdパーティー商品
こちらの商品は会社によって消費期限はまちまちです。
・純正と同じように製造から2年
・購入から1年
・永久保証・・・・。なんていうのもあります。
この点は運営会社によって異なります。
ただ、こちらも同じように遅くても2年以内に消費することをお勧めします。
開封してしまった場合の消費期限
トナーは生ものではないので開封したからといって劣化が早く進むというものではありません。同様に2年以内に使い切ってください。
トナーの保管方法
とくに高温多湿は避けてください。そのため、空調の整った部屋での保管をお願いします。
もしも多くトナーを購入して未開封の場合でも倉庫のコンディションが悪ければ品質に影響がでます。コーヒーが良い例です。高温多湿の状態では未開封でも品質が保てません。
トナーもそういった状況では品質は急激に劣化します。
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