インクジェットプリンターの定期的なメンテナンスとして、よくおすすめされるのは「ヘッドクリーニング」ですが、今回ご紹介したいのは、あまり知られていない「ヘッドの位置調整」。
この記事ではヘッドの位置調整の方法についての方法や実際にやってみた結果をご紹介します。
意外と知られていない「ヘッドの位置調整」
インクジェットプリンターは、インクの吹き出し口が右左に動いて、紙にインクを吹き付けて印刷をする機械です。
何かの拍子に、この「インクの吹き出し口」がコンマ何ミリかずれてしまうことがあります。
これを補正するのが「ヘッドの位置調整」という作業です
こちらの印刷例を見てください。
キヤノンのインクジェットプリンター、MG6530(累計印刷枚数2万8千枚超)でA4のコピー用紙に直線を印刷したものです。

一部、直線がずれて印刷されているのがわかりますでしょうか。
これがヘッドがずれている状態です。
実は、この状態を作り出すためにプリンターのフタを開けて、プリンターのヘッドをぐいぐい押してわざとヘッドをずらしました。※皆様は決して真似をしないでください。
今回は人為的にヘッドをずらしましたが、特に外から力を加えなくても、日常的な印刷やインク交換を繰り返しているうちに、プリントヘッドは少しずつずれるようです。
特に、お引越しなど、プリンターを持ち上げて移動したような場合は、ずれやすくなります。
実際に「ヘッドの位置調整」をやってみましょう
では、このずれをなおしていきます。
この「ヘッドの位置調整」は、プリンタのメンテナンス機能として備わっているものなので、詳細はお手持ちの取扱説明書をご確認ください。
私のMG6530の場合、メンテナンスの機能から「ヘッド位置調整-手動」を選択すると、このような紙が印刷されてきます。

この作業を3回ほど繰り返して、調整完了です。
紙が印刷されるのに少々時間がかかりますが、全部で15分ほどと、さほど長くない時間で完了します。
では、調整の前後を比較してみましょう。
直線がずれないのは当たり前なので、小さい文字で。
左が調整前、右が調整後です。

定規の目盛りからもお分かりいただけると思いますが、だいたい文庫本のルビくらいの小さい文字です。
このくらい小さい文字でないと分かりにくいのですが、調整前のずれた状態の文字は、少し輪郭がガタガタしていて、調整後の文字に比べて読みにくいのではないでしょうか。
ヘッドの位置がずれたまま印刷をしていると、直線がずれるだけでなく、こういった普通の文字も何となく輪郭がぼやけてしまい、読みにくい書類になります。「文字印刷が薄くなった」と感じる場合もあるようです。
定期的にヘッドの位置調整をしておくと、書類はパリっと仕上がりますし、文字も読みやすくなります。
「ヘッドクリーニング」だけでなく、「ヘッドの位置調整」、こちらも気が付いたときにやってみてください!
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