A3プリンターは、ポスターや資料、写真印刷など幅広い用途で活躍します。最近では家庭でも使いやすいコンパクトなA3プリンターも増えており、「家庭用のA3プリンターを探している」という方も多いのではないでしょうか。
一方で、「A3対応って本当に必要?」「家庭用と業務用の違いは?」と迷ってしまうこともありますよね。
この記事では、A3プリンターの基礎知識から選び方、家庭用・業務用のおすすめモデルまで詳しく解説します。
そもそもA3サイズとは?A3プリンターで印刷できる用紙規格
A3サイズの寸法
A3サイズは297×420mmで、A4サイズのちょうど2倍の大きさです。A4に次いでよく利用されるサイズです。
A3とA3ノビの違い
「ノビ」とは「伸び」を表しており、A3ノビはA3よりも一回り大きいサイズです。A3サイズぴったりで印刷したい場合、A3用紙に印刷するとフチ(余白)がついてしまいます。そこでA3ノビに印刷し、塗り足し部分をカッターで裁断することでフチなしのA3サイズに仕上げることができます。
ポスターやデザイン用途が多い方は、A3ノビ対応かどうかも重要なチェックポイントです。
A3サイズの主な用途
A3サイズが活躍する主な用途
- 二つ折りパンフレット・メニュー表
- 設計図・図面
- 掲示用ポスター
- 写真作品の印刷
- A4では小さく感じる資料・プレゼン資料
A3プリンターの選び方|失敗しないための5つのチェックポイント
① インクジェットかレーザーか
インクジェットプリンター
- 写真・イラストを高精細に印刷できる
- 家庭用A3プリンターとして多く採用されている
- 写真印刷・趣味用途に向いている
レーザープリンター
- 印刷速度が速く、大量印刷に強い
- 耐水性・保存性が高い
- 文書印刷中心の業務用途に適している
② 単機能タイプか複合機か
| 単機能タイプ | 複合機 | |
|---|---|---|
| 機能 | 印刷のみ | 印刷・スキャン・コピー・FAX |
| サイズ | コンパクト | 大きめ |
| 価格 | 安め | 高め |
| 向いている人 | 印刷機能だけでOKな方 | 複数の作業を1台で済ませたい方 |
③ Wi-Fi対応かどうか
Wi-Fi対応のA3プリンターは、ケーブル接続が不要で設置場所の自由度が高くなります。スマートフォンやタブレットから直接印刷できる点も便利で、複数のデバイスから共有できるためオフィスでの使用にも適しています。
④ 印刷用途で選ぶ
写真・イラストをきれいに印刷したい場合は、解像度が高く染料インクを使用するインクジェットプリンターがおすすめです。文書印刷が中心で耐水性・保存性を重視する場合は、顔料インク対応モデルやレーザープリンターが向いています。
⑤ ランニングコストも忘れずに確認
A3プリンターは本体価格だけでなく、インクやトナーなどのランニングコストも重要です。本体が安くても消耗品が高額なケースもあるため、1枚あたりの印刷コストや互換インク・互換トナーの有無もチェックしておくと安心です。
家庭用A3プリンターおすすめ2選
エプソン EP-982A3
エプソンのEP-982A3は、A3対応でありながらコンパクトなサイズ(479×148×356mm)が魅力の家庭用A3プリンターです。普段はA4サイズの印刷をメインにしつつ、たまにA3を印刷する方におすすめの1台です。
6色の独立インクカートリッジ IC80(とうもろこし)を使用しているため、写真も文書もきれいに印刷できます。互換インクを使うことで印刷コストを抑えることも可能です。
キヤノン TR9530
キヤノンのTR9530は、ビジネスインクジェットプリンターながら家庭でも使いやすいサイズ感(約468×366×193mm)の家庭用A3プリンターです。Wi-Fi(無線LAN)/有線LANに対応しており、接続も簡単。ADF(自動原稿送り装置)付きで、まとめて大量印刷したい方にもおすすめです。5色インクのBCI-381/380シリーズに対応しています。
業務用A3プリンターおすすめ3選
ブラザー MFC-J7100CDW
ブラザーのMFC-J7100CDWは、コピー・スキャン・FAX機能を備えた多機能インクジェットプリンターです。サイズは576×305×477mmで重量19.8kgと小規模オフィスにちょうど良いサイズ感。高速プリント・顔料インク・大容量用紙トレイ・最大排紙100枚など、オフィス向け機能が充実しています。対応インクはLC412(通常容量・大容量)です。
エプソン PX-M6010F
エプソンのPX-M6010Fは、L判からA3ノビまでトンボ付きA3原稿も縮小せずに印刷可能なビジネス向けA3プリンターです。コピー・スキャン・FAX機能を備え、水やマーカーでもにじみにくい全色顔料インクを採用。バーコードのにじみを抑える「バーコードモード」を搭載しており、小売店にもおすすめです。対応インクはIB07(マウス)シリーズです。
キヤノン Satera LBP861C
キヤノンのSatera LBP861Cは、トナーカートリッジを使ったカラーレーザーの業務用A3プリンターです。最大1,200mmの長尺からB6ハーフサイズまで幅広い用紙サイズに対応し、厚紙・ラベル紙・薬袋への印刷も可能。ユニバーサルプリント対応でAzure ADを利用した社内外からの安全な印刷ができ、テレワーク環境にも対応しています。対応トナーはCRG-059シリーズです。
A3プリンターに関するよくある質問(Q&A)
Q. 家庭用でA3プリンターは本当に必要ですか?
A. A3サイズの印刷がまったく不要であればA4プリンターでも問題ありません。ただし、写真を大きく印刷したい・ポスターや二つ折りパンフレットを自宅で作成したいという場合は、家庭用のA3プリンターがあると非常に便利です。「普段はA4、たまにA3」という使い方にはコンパクトなA3対応モデルがおすすめです。
Q. A3プリンターとA4プリンターの一番の違いは何ですか?
A. 最大の違いは対応できる用紙サイズです。A3プリンターはA4サイズも印刷できますが、A4プリンターではA3サイズの印刷はできません。その分、A3プリンターは本体サイズが大きく価格もやや高めになる傾向があります。将来的にA3印刷の可能性がある場合は、A3プリンターを選んでおくと安心です。
Q. 家庭用A3プリンターは設置スペースが必要ですか?
A. A3プリンターはA4プリンターに比べて本体が大きいため、設置スペースの確保は重要です。ただし、最近の家庭用A3プリンターは省スペース設計のモデルも増えており、使わないときはトレイを収納できる機種もあります。購入前に本体サイズと設置場所の寸法を確認しておきましょう。
Q. A3ノビ対応プリンターは必要ですか?
A. フチなしでA3サイズを印刷したい・デザイン・ポスター用途が多い場合は、A3ノビ対応プリンターが向いています。文書印刷が中心であれば、必ずしもA3ノビ対応でなくても問題ありません。
Q. A3プリンターはインクジェットとレーザー、どちらがおすすめですか?
A. 写真やカラー印刷の品質を重視するならインクジェットプリンターがおすすめです。文書を大量印刷する・印刷速度やコストを重視したい場合はレーザープリンターが向いています。家庭用ではインクジェットを選ぶ方が多い傾向にあります。
Q. A3プリンターのランニングコストは高いですか?
A. A4プリンターに比べるとランニングコストは高くなりがちですが、互換インクや大容量インクに対応したモデルを選ぶことで印刷コストを抑えることも可能です。印刷枚数が多い方は、1枚あたりのコストも事前にチェックしておきましょう。
Q. Wi-Fi対応のA3プリンターを選ぶメリットは何ですか?
A. パソコンだけでなくスマートフォンやタブレットからも簡単に印刷でき、ケーブル配線が不要なため設置しやすい点がメリットです。複数人で共有する場合にも便利です。
まとめ|A3プリンターは用途と環境に合わせて選ぼう
A3プリンターおすすめモデルと選び方をまとめると、以下のとおりです。
A3プリンター選び方まとめ
- 写真・イラスト印刷が多い→ インクジェットの家庭用A3プリンター
- 文書の大量印刷が多い→ レーザーの業務用A3プリンター
- フチなし・デザイン用途→ A3ノビ対応モデルを選ぶ
- 設置スペースが限られている→ コンパクトな家庭用A3プリンター
- ランニングコストを抑えたい→ 互換インク・互換トナー対応モデルを選ぶ
今回紹介したA3プリンターの選び方やおすすめモデルを参考に、自分の使い方に合った1台を見つけてみてください。
