家庭用プリンターの選択肢として、インクジェットプリンターかレーザープリンターか迷う方もいらっしゃるのでしょうか？一般的には、レーザープリンターは仕事用、インクジェットプリンターは家庭用、と区分されることが多いですが、家庭で使えるレーザープリンターもあります。
本記事では、レーザープリンターとインクジェットプリンターの違いから、家庭用におすすめのレーザープリンター5選をご紹介します。それぞれの特徴、長所と短所を詳しく解説し、最適なプリンター選びの参考にしてみてください。
レーザープリンターとインクジェットプリンターの違い
レーザープリンターは、トナーパウダーといわれる粉を熱で紙に定着させることで印刷方式です。インクのような滲みも起きにくいため、水濡れにも強く、文字や資料などくっきり・はっきりとした印刷が得意です。また、インクジェットプリンターに比べ、印刷スピードが速いことが多く、印刷量が多いシーンでは活躍します。
インクジェットプリンターは、繊細な画像の再現度が高く、自然の風景やグラデーションカラーを忠実に再現できます。 カラーのインクジェットプリンターは、カラー４色（ブラック・シアン・マゼンタ・イエロー）を基本とし、 より表現力を上げるために、グレーや、ライトシアン、ライトマゼンタなどの色を加えた5色インク、6色インクのプリンターが主流となっています。 インクの色の数が多ければ多いほど、微妙なタッチの色調が表現できると言われています。そのため、写真印刷に向いています。
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レーザープリンターを家庭で使うメリット・デメリット
家庭用としてはインクジェットプリンターのほうが一般的ではありますが、家庭でレーザープリンターを導入するメリットやデメリットはあるのでしょうか？
レーザープリンターを家庭で使うメリット
高速印刷が可能：レーザープリンターは、印刷速度が非常に速く、多くのページを短時間で印刷できます。これにより、大量の文書を効率よく印刷することが可能です。
高い印刷品質：レーザープリンターは、特に文字や線画の印刷において非常に高品質です。細かい文字や図形も鮮明に印刷できるため、ビジネス文書やプレゼン資料に最適です。
低ランニングコスト：レーザープリンターのトナーは、インクジェットプリンターのインクに比べて長持ちします。また、1ページあたりの印刷コストが低いため、長期的なコストを抑えることができます。
耐久性：レーザープリンターは、長期間使用しても印刷品質が劣化しにくく、メンテナンスの頻度も少ないため、安定して使い続けることができます。
レーザープリンターを家庭で使うデメリット
初期コストが高い：レーザープリンターは、購入時の価格がインクジェットプリンターに比べて高いことが多いです。初期投資が必要ですが、長期的なランニングコストを考慮すると、経済的な選択肢となります。
カラー印刷の鮮やかさ：カラーレーザープリンターもありますが、インクジェットプリンターに比べてカラー印刷の鮮やかさが劣る場合があります。特に写真やグラフィックの印刷では、色の再現性に限界があります。
サイズと重量：一般的にレーザープリンターは大型で重く、設置場所に制約がある場合があります。家庭内での設置スペースを事前に確認することが重要です。
レーザープリンターがおすすめな人
レーザープリンターは、大量の文書を頻繁に印刷する方や、短時間で多くのページを印刷したい方に特に適しています。また、長期的なコストを抑えつつ、高品質な文書印刷を求める方にもおすすめです。
家庭用レーザープリンターの選び方のポイント
家庭用レーザープリンターを選ぶ際には、いくつかの重要なポイントを考慮する必要があります。以下に、選ぶ際に注目すべきポイントを詳しく解説します。
対応用紙サイズ
印刷可能な用紙サイズの確認は大切です。A4サイズはほぼすべての機種が対応していますが、A3サイズに対応した機種は限られています。ポスターやメニュー印刷などをしたい場合は、A3サイズ対応のプリンターを選ぶことをおすすめします。
印刷速度
大量に印刷する場合は、印刷速度をチェックしてください。連続複写枚数（1枚目を印刷し終えてから1分間で印刷できた枚数）が速いプリンターの方が、印刷の待ち時間を短縮することができます。
インクジェットプリンターの連続複写枚数よりも、レーザープリンターの方が基本的には速いですが、機種によって連続複写枚数は違いがありますので、自分に合ったプリンターを選んでください。
Wi-Fi対応しているか
Wi-Fi対応していると、有線接続する必要がないので、部屋の好きな場所に設置できたり、スマホなどからも簡単に印刷できることが魅力的です。
複合機タイプか単機能タイプか
印刷機能に加えてコピーやスキャナー、FAXなどの複数機能を搭載した「複合機タイプ」と、印刷機能のみを備えた「単機能タイプ」の2種類があります。
複合機は必要な機能が1台にまとまるため、省スペースかつ便利です。
単機能タイプは本体がコンパクトでスペースが狭い場合も設置可能。複合機に比べて価格が安価な機種が多いです。
ランニングコスト
レーザープリンター本体の価格だけではなく、トナーなどの消耗品もランニングコストとしてかかります。
大量に印刷する方は、1枚あたりのランニングコストをチェックしておきましょう。プリンターの機種によって、消耗品の値段は違います。プリンター本体が安くても消耗品は高い、なんてことも。沢山印刷したい方は消耗品の価格も確認することをおすすめします。
サイズ
家庭用プリンターを選ぶ際には、設置スペースも重要なポイントです。プリンターが大きすぎると置き場所に困ることがあります。
特に小さな部屋やデスクに設置する場合は、コンパクトで場所を取らないモデルを選ぶと良いでしょう。サイズがコンパクトなモデルは、収納もしやすく、持ち運びも簡単です。
おすすめ家庭用レーザープリンター5選
NEC Color MultiWriter 4C150
NECのColor MultiWriter 4C150は、2021年発売のレーザープリンターです。410x255x430mmと、コンパクトなので、家庭の限られたスペースに置くにはぴったりです。
AirPrintに対応しているため、iPhone/iPad、Macにドライバのインストールや煩雑な設定なしにネットワーク上のプリンタに直接印刷できます。
価格も2024年6月時点で22,000円前後と比較的安価なのは嬉しいポイント。
インクのチップスでは、Color MultiWriter 4C150に使える互換トナーカートリッジの取り扱いもございます。
関連商品はこちら＞ NEC PR-L4C150 互換トナーカートリッジ
キヤノン Satera LBP621C
キヤノンのSatera LBP621Cは、2019年に発売されたカラーレーザープリンターです。
小さいながらも最大9600dpiと高解像度で、カラーもモノクロも片面18枚/分でプリントできます。また、無線/有線LANに標準対応し、複数のパソコンからワイヤレスプリントが可能です。2024年6月時点で22,000円台できます。
トナーは、CRG-054 シリーズが対応しており、インクのチップスでは、大容量のCRG-054Hの互換トナーカートリッジを取り扱っています。
関連商品はこちら＞ キヤノン CRG-054 対応トナーカートリッジ
ブラザー HL-L3240CDW
ブラザーのHL-L3240CDWは、2023年にブラザーから発売されたカラーレーザープリンターです。23.9cmと高さを押さえたコンパクトボディーながら、A4片面約26枚/分の高速印刷を実現。また、自動両面印刷機能を搭載しています。 2024年6月時点では23,000円台で購入可能です。
トナーは、TN299シリーズが対応しています。インクのチップスでは、大容量版であるTN299XLの互換トナーを2024年4月に発売し好評をいただいています。
関連商品はこちら＞ ブラザー TN299 対応トナーカートリッジ
リコー RICOH P C200L
RICOH P C200Lは、リコーが2021年に発売したA4カラーレーザープリンターです。24枚/分の連続出力が出来、無線LANにも対応しています。
トナーを前面から引き出して交換でき、プリンター上部にスペースがなくても設置可能なのは嬉しいポイントです。
トナーは、PC201です。現状、インクのチップスでは互換トナーの取り扱いはございません。
NEC Color MultiWriter 4F150
NECのColor MultiWriter（カラーマルチライタ） 4F150は、2021年発売のレーザープリンターです。コピーや高速スキャナ、FAXを搭載したコンパクトボディのA4カラーレーザー複合機です。一般家庭には少々サイズが大きく、オーバースペックではありますが、在宅ワークで印刷量が多かったり自営業などの方にはおすすめです。本体価格は2022年6月時点で45,000円前後と本記事他プリンターと比べると少々高めですが、機能を考えるとコストパフォーマンスが高いといえるでしょう。
トナーは、PR-L4C150 が対応しています。トナー1本でブラック6000枚、カラー4000枚とたくさん印刷ができます。インクのチップスでは、互換トナーカートリッジを扱っています。
関連商品はこちら＞ NEC PR-L4C150 互換トナーカートリッジ
家庭用のレーザープリンターを安く使う方法 まとめ
インク専門店インクのチップスがおすすめする家庭用のレーザープリンターを5機種紹介しました。機能や本体価格、ランニングコストなど重視する基準でレーザープリンターをお選びくだしあ。
また、インクのチップスでは、純正トナーよりもリーズナブルな互換トナーや、環境にやさしいリサイクルトナー（再生トナー）もございます。
互換トナーやリサイクルトナーを使うことで、プリンター購入後のランニングコストも大幅に抑えることがきでますので、ぜひご検討ください！
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