「トナーカートリッジの捨て方がわからない」「トナーはどうやって廃棄すればいいの?」とお困りではありませんか?
実は、トナーカートリッジは燃えるごみ(一般ごみ)として捨てることができず、正しい処分方法は自治体やメーカーによって異なります。捨て方を知らないまま処分してしまうと、思わぬ事故につながる可能性もあります。
本記事では、トナーカートリッジの正しい捨て方・廃棄方法を、メーカー別の回収サービス情報も含めてわかりやすく解説します。
トナーカートリッジは粉末状のトナーを含むため、燃えるごみとしては捨てられません。処分方法には、メーカーの無料回収、購入店の回収サービス、自治体のルールに沿ったごみ出し(不燃ごみ・有害/危険ごみなど)、産業廃棄物処理などがあり、まずは自治体やメーカーの案内を確認することが大切です。
【結論】トナーカートリッジの捨て方は5つ
トナーカートリッジの捨て方・廃棄方法は、主に以下の5つがあります。
| 捨て方・廃棄方法 | 費用 | おすすめの人 |
|---|---|---|
| メーカー回収 | 無料 | 純正トナーを使っている人 |
| 家電量販店の回収ボックス | 無料 | 純正品を手軽に処分したい個人 |
| 産業廃棄物業者 | 有料 | 法人・オフィス利用 |
| 不用品回収サービス | 有料 | 他の不用品とまとめて処分したい人 |
| ベルマーク回収 | 無料 | 学校経由で活用できる人 |
純正トナーを使っている方は、メーカー回収が最も安心で無料です。一方、家電量販店の回収ボックスはメーカー純正品のみが対象のことが多く、互換トナーやリサイクルトナーは回収対象外となっているケースがほとんどです。互換トナー・リサイクルトナーを捨てる場合は、購入したショップの回収サービスを利用するか、自治体の分別ルールに従って処分しましょう。
それでは、トナーカートリッジが燃えるごみで捨てられない理由から詳しく見ていきましょう。
トナーカートリッジはなぜ一般ごみで捨てられない?
トナーカートリッジの中に入っているトナーパウダーは粉末状です。
使用済みのトナーカートリッジはカラ打ち防止のためにパウダーが多めに入っていたり、非常にパウダーの粒度が細かいためカートリッジ内部から完全にはなくなりません。
そのため、トナーが破損した際にカートリッジ内部のパウダーが空気中に舞ってしまうと粉塵爆発を起こす可能性があり危険です。
また、トナーパウダーを人が吸い込んでしまったり、目に入ってしまうと体に良くありません。
そのため、燃えるごみとして捨てることはできません。自治体によっては不燃ごみや有害・危険ごみとして家庭ごみの枠組みで回収しているケースもありますが、収集方法は地域によって大きく異なります。まずはお住まいの自治体のごみ分別ルールを確認し、対象外の場合はメーカー回収や購入店の回収サービス、産業廃棄物処理などの専用ルートを利用しましょう。
なお、同じプリンター消耗品でも、インクジェット用のインクカートリッジはトナーと異なり、自治体のルールに従えば家庭ごみとして処分できる場合があります。インクカートリッジの捨て方は別の記事で詳しく解説しています。
トナーカートリッジの正しい捨て方・廃棄方法
ここからは具体的なトナーカートリッジの捨て方・廃棄方法を紹介します。状況に合わせて選びましょう。
産業廃棄物として捨てる
オフィスなど法人利用の場合は、産業廃棄物業者に依頼してトナーを廃棄する方法があります。ただし料金が発生したり、業者によっては回収を断られる場合もあるため、事前確認が必要です。
家電量販店等のトナー回収ボックスを利用する
ヤマダ電機やビックカメラ、イオンなどに設置されている回収ボックスを利用すれば、無料でトナーカートリッジを処分できます。手続き不要で手軽なのが魅力です。ただし、これらの回収ボックスの多くは、プリンターメーカーやJBMIA(一般社団法人ビジネス機械・情報システム産業協会)が共同運営する純正品専用のもので、互換トナーやリサイクルトナーは回収対象外となっているケースがほとんどです。投入できる対象品を必ず確認しましょう。互換トナー・リサイクルトナーを捨てる場合は、購入したショップの回収サービスを利用するか、自治体の分別ルールに従った処分を検討してください。
不用品回収サービスを利用
不用品回収業者に依頼してトナーを廃棄することもできます。依頼前にトナー回収可否と料金を確認しましょう。
ベルマークでの回収
学校でベルマーク活動を行っている場合、トナーカートリッジを回収してもらえるケースがあります。ただし個人や企業は直接利用できないため、学校経由での活用となります。
メーカー回収を利用
純正トナーを使っている方は、メーカーによる無料回収サービスが最も安心で確実な捨て方です。申込み方法や回収条件はメーカーごとに異なるため、公式サイトをチェックしましょう。
【メーカー別】トナーカートリッジの回収・廃棄方法
前章で記載した通り、メーカーによってトナーカートリッジの回収の申し込み方法や点数が違います。
不要なトナーカートリッジの廃棄方法としては最もおすすめできますが、各メーカーの純正品に限られますのでご注意ください。
本章では、メーカー別のトナーカートリッジの回収・廃棄方法についてご紹介します。
「キヤノン」のトナー回収方法
キヤノンのトナー回収方法は大きく2点あります。ベルマーク活動の申込みもキヤノンのサイト上から可能です。
・『単品』訪問回収サービス
対象品を1点から無料で訪問回収してもらえるサービスです。
ウェブまたはファックスで申し込むことが可能です。利用できるエリアは一部の離島と福島県の一部エリアを除く全国です。
・集合回収専用箱の回収
使用済み消耗品の数量が多い方向けの方法です。集合回収専門箱(無料)を申し込みし、同梱の着払い伝票を使って返送する方法です。
ウェブまたはファックスで申し込むことが可能です。
「ブラザー」のトナー回収方法
使用済みトナー、ドラム回収リサイクルのページ
無料宅配便・訪問回収サービスと、最寄りのコンビニやご自宅の宅配ボックスで回収でき、ポイントも貯まる「Smari」の2つの方法で回収できます。
ウェブ、電話、FAXで申し込み可能です。回収時の方法や注意点もわかりやすく解説されています。
「エプソン」のトナー回収方法
回収サービス/リサイクルのページ
法人向けと個人向けの2種類があり、回収サービスによって申し込み方法が変わります。ベルマーク活動の申込みもエプソンのサイト上から可能です。
「リコー」のトナー回収方法
使用済みカートリッジの回収のページ
販売会社・販売代理店の回収とFAXで申し込みが可能です。
FAXがない方は電話での申し込みもできます。
「富士フイルムビジネスイノベーション(旧・富士ゼロックス)」のトナー回収方法
プリンター・複合機事業は「富士フイルムビジネスイノベーション(旧・富士ゼロックス)」が担っています。
使用済みカートリッジ回収のお申し込みのページ
基本的に上記ウェブページのフォームからの申し込みのみです。
「京セラ」のトナー回収方法
トナーコンテナ無償回収のページ
ウェブページまたはFAXでの申し込みが可能です。
使用済みのトナーは、新しく交換したトナーキットが入っていた箱に再梱包する必要があります。
「コニカミノルタ」のトナー回収方法
使用済みカートリッジの回収についてのページ
回収申し込みは電話のみです。
申し込み後は指定業者が訪問回収にきてくれます。
なお、レーザープリンターを使っていると、トナーカートリッジとは別に「廃トナーボックス(廃トナー回収ボックス)」の交換・処分が必要になることもあります。仕組みや捨て方はこちらの記事で解説しています。
【Q&A】トナー・トナーカートリッジの捨て方に関するよくある質問
トナーカートリッジの捨て方について、よく寄せられる質問とその回答をまとめました。
Q1. トナーカートリッジは燃えないごみで出せますか?
A1. 燃えるごみには出せません。トナーパウダーには粉塵爆発などのリスクがあるためです。ただし、自治体によっては不燃ごみや有害・危険ごみとして家庭ごみの枠組みで回収している地域もあります。まずはお住まいの自治体のごみ分別ルールを確認し、対象外の場合はメーカー回収や購入店の回収サービスなどの専用ルートを利用してください。
Q2. 純正トナー以外(互換トナー・リサイクルトナー)はどうやって捨てればいいですか?
A2. メーカー回収や家電量販店の回収ボックスは、原則として純正品のみが対象です。互換・リサイクル品の場合は、購入したショップの回収サービスを利用するか、自治体の分別ルールに従って処分しましょう。判断に迷う場合は、購入店や自治体に確認すると確実です。
Q3. 家庭から出る少量のトナーでも産業廃棄物扱いですか?
A3. いいえ。家庭から出るトナーは産業廃棄物ではなく一般廃棄物にあたります。多くの自治体では燃えるごみには出せませんが、不燃ごみや有害・危険ごみとして家庭ごみで回収している地域もあるため、まずは自治体のごみ分別ルールを確認しましょう。一方、事業所(オフィスなど)から出るトナーは産業廃棄物として処理が必要です。
Q4. 使用済みトナーカートリッジを放置するとどうなりますか?
A4. パウダー漏れによる部屋の汚れや、健康リスクにつながる恐れがあります。早めに正しい方法で処分しましょう。
Q5. メーカー回収は無料ですか?
A5. 純正トナーであればほとんどのメーカーが無料で回収しています。ただし、申し込み方法や回収条件(個数・梱包方法など)はメーカーによって異なります。
トナーカートリッジの捨て方・廃棄方法 まとめ
トナーカートリッジが一般ごみとして捨てられない理由と、正しい廃棄の仕方についてご紹介しました。要点を以下にまとめます。
トナーカートリッジの捨て方のポイント
- トナーは粉塵爆発や健康へのリスクがあり、燃えるごみには出せない(自治体により不燃・危険ごみで回収する地域もある)
- 捨て方は主に5つ。純正トナーはメーカーの無料回収が最も安心で確実
- 家電量販店の回収ボックスは純正品専用が多く、互換・リサイクルトナーは購入店の回収や自治体のルールでの処分を検討する
- 法人・オフィスから出るトナーは産業廃棄物として処理する
- 最終的にはメーカー・販売業者・自治体のルールを確認し、正しい方法で廃棄する
誤った方法で捨ててしまうと、粉塵爆発や気管支への影響などにつながる可能性があり大変危険です。メーカーや販売業者、自治体などに確認し、正しい方法で廃棄しましょう。
なお、インクのチップスでは、使用済みトナーカートリッジの回収サービスは行っておりません。お手数ですが、自治体の処分方法に従って処分いただくか、回収業者へのお問い合わせをお願いしております。

