リセッターとは?
リセッターとは、純正インクカートリッジのICチップの残量を初期化する機械 です。
プリンターメーカーが販売する純正インクカートリッジには、インクの残量を読み取るためにICチップ が付いています。
多くのメーカーのインクカートリッジは、詰め替えインクを補充しただけでは、ICチップ上は「インクがない状態」のままとなり、プリンターはインクが補充されたことを認識してくれません。
そこで、リセッターという機械を使用して、ICチップの残量検知機能をリセットすることで、詰め替えインクを使えるようになるわけです。
リセッターを使うことのメリット・デメリットを紹介しますので是非参考にしてくださいね。
リセッターを使うメリットとデメリット
メリット
詰め替えインクを使うことによる大幅なコストダウン
リセッターを使うということは、詰め替えインクを使用するということ。すなわち、詰め替えインクを使うことのメリットとも言えますね。
メリットは、ずばり値段の安さ。詰め替えインクは安い!です。
「純正インクは、人間の血よりも高い」とまことしやかに囁かれているくらいに、純正インクは高コストですので、なるべく安く印刷をしたい方にとって魅力的ですね。
デメリット
リセッターを買うコスト
リセットできない場合もある
詰め替え時のトラブル
まず、当たり前ですが、リセッターを買う必要があります。ネットで調べたところ、詰め替えインクとセットで販売されているケースと、リセッター単体で販売されているケースがありますが、後者でみると、1000~6000円台と幅が広め。長期間で考えると詰め替えインクを使うことによるランニングコストは純正インクを使い続けることに比べれば確実に下がりますが、リセッターを買うコスト が、はじめの段階で必要となることは覚悟しなくてはいけません。
また、リセットできない場合もある ようです。リセッターはインク純正カートリッジのICチップ部分にピッとかざすことで残量がリセットされるようですが、大手通販サイトの商品レビューには、「リセッターが作動しない」「エラーが出て使えない」などの声も一部見受けられます。また、稀なケースとしてインクカートリッジをいじっているうちに、ICチップを破損してしまうこともあります。ICチップが破損してしまうと、いくらリセッターが正常だとしてもインク残量の情報はリセットができません。
最後に、詰め替え時のトラブル です。
リセッターを使う=詰め替えインクを使うということ。詰め替え用インクを空の純正インクカートリッジに穴を開けて補充する作業がなかなか手間がかかるもの。純正インクカートリッジはもちろん詰め替えを想定した作りになっていませんので、うまく穴が開かなかったり、詰め替えインクが飛び散ったり、インクがあふれてプリンターに流れ込んだり…。これは、詰め替えインクを使用することのデメリットとも言えます。
リセッターを使うより、もっと手軽でおすすめな方法
ここまで、リセッターを使うことによるメリットとデメリットを見てきました。これらは、リセッター単体ではなく詰め替えインクを使用することのメリット・デメリットと考えてもよいかもしれませんね。純正インクと比べて、圧倒的に安いけれど、詰め替え時の手間やトラブルの可能性もゼロではない詰め替えインク。
手軽さという点で、解決できるおすすめの方法があります。それは…ズバリ…
互換・再生インクを使うこと!
互換インクはもっと手軽。
互換インクとは、純正メーカー以外のメーカーが、作った新品のインクカートリッジです。インクもカートリッジもICチップも新品です。
再生インクとは、純正メーカー以外のメーカーが、純正インクのインクカートリッジを回収し、ICチップのリセット、インクの充填がされたものです。
値段は、いずれも純正インクより安いです。
互換インク・再生インクは、詰め替えインクを使用するための手間とリスク(リセッターを使ったICチップのリセットや、インクの詰め替え作業)がありませんので、
安さだけでなく、手間なく手軽にインクを使いたい方にとっては互換インクや再生インクがとってもおすすめですよ。
関連記事:互換インクってそもそも何? メーカー純正品との違いもご紹介
また、インクのチップス では、リセッターによる操作が不要なキヤノンの一部型番用に、詰め替えがとても簡単かつ安全にできる詰め替えインク を取り扱っておりますので、こちらもあわせてご覧くださいね。
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