ノズルチェックパターンとは?各メーカーの印刷方法をご紹介 - インクのチップス本店

ワードやエクセルを使って直接封筒に宛名印刷する方法

「ノズル チェックパターン」という言葉をご存知でしょうか。
インクジェットプリンターをお持ちの方であれば、印刷の設定画面などで一度は見たことがあるかと思います。
これはプリンターの印刷品質を最適にキープするための作業で、正しく活用するためには少しだけ専門的な知識を必要とします。
その為プリンターに慣れた人の中でも「なんとなく実行していた」「それほど気にしていなかった」という方も多くいらっしゃるようです。

ノズルチェックパターンの仕組みとやり方を知っておけば、常に美しい印刷ができるようになるので、是非ご一読してみてくださいね。

ノズルチェックパターンって何?

ノズルはインクの出口にあたる部分。細く繊細な作りをしているため、固まったインクや異物が詰まりやすく「色が抜ける・欠ける」などの不具合を頻繁に起こします。
こうしたトラブルを解消するために、ノズルの状態を確認する機能を「ノズルチェック」または「ノズルチェックパターン」と呼びます。
実際にはテスト印刷をして、以下のポイントを目視して確認する流れになります。

・線がまっすぐになっているか
・印刷面にかすれや色抜けが無いか
・全てのカラーがはっきり印刷されているか

問題があればヘッドクリーニング(ノズルの清掃作業)を行い、最適な状態に戻すことができます。
ノズルチェックは、 印刷をして「あれ?」と思ったらすぐに実施しましょう。
また、使用間隔が空いてしまった場合にはノズルの状態が悪くなっているため、予めノズルチェックをしてから本番の印刷をすると良いでしょう。

こちらもチェック:プリンターインクの目詰まり解消法

ノズルチェックパターンを実践してみよう!

それではどのようにノズル チェックパターンを行うのかをまとめていきます。
日本で代表的なプリンターメーカーは「キャノン」「エプソン」「ブラザー」「HP」の4社。メーカーごとに呼ばれ方や手順が異なるので、お手持ちのプリンターに応じてご覧ください。
また、ここではパソコンから実践する方法をご紹介いたしますが、機種によって備え付けのディスプレイ画面やボタン操作からも行うことができます。
※ノズルチェックパターンは、パソコンで行う場合とプリンターで行う場合があります。本記事で使用しているパソコンはWindowsになります。 使用しているWindowsのバージョンによって操作手順や表記されるワード・画像に違いがある場合があります。

【Canon】ノズルチェックパターンを実践!



Canonのノズルチェックパターンでは多くの場合、「罫線」と「使用するカラーの色面」が印刷されます。カラーは色の濃さごとに大きく段階的に分けられているため、異常は一目でわかります。

◆Canonのノズルチェックパターンの手順 (1) Canon公式サイトより、「IJ Printer Assistant Tool」をダウンロード します。
(https://cweb.canon.jp/drv-upd/ij-sfp/pat-win64-1052-ea342.html)

(2) ご自身のプリンターと接続後のメニューにて、「ノズルチェックパターン印刷」をクリックします。



(3) ポップアップウィンドウが表示されるので、この段階で対象のプリンターの電源を入れ、A4用紙をセットします。その後、「確認パターン印刷」をクリックします。



(4) ノズルチェックパターンが印刷されました。



(5) 「パターンの確認」の画面が出るので、印刷したものと見比べてみましょう。



(6) 印刷したパターンが左の画像(正しい見本)と同じであれば「終了」でOK。問題があれば「クリーニング」を 選択 すれば、そのままヘッドクリーニングに移ることができます。

【EPSON】ノズルチェックを実践!



EPSONでは使用するカラーごとの「線」のみが印刷されることが一般的。また基本的に「ノズルチェック」が呼称となりますが、意味合いに代わりはありません。
連続した「細い線」の印刷具合だけが判断材料となるので、異常が無いかよく観察するようにしましょう。

◆EPSONのノズルチェックの手順

(1) 「プリンターとスキャナー」メニューを開き、対象のプリンターを選択。「印刷設定」をクリックします。



(2) ポップアップウィンドウが表示されるので、「ユーティリティ」タブを選択し、「ノズルチェック」のアイコンを選択します。



(3) 画面の指示に従い、プリンターの電源を入れ、A4用紙をプリンターにセットします。セット後、「印刷」ボタンをクリックします。



(4) ノズルチェックパターンが印刷されます。



(5) 「正常」「クリーニングが必要」の見本になる画像が出るので、印刷したものと見比べてみましょう。
印刷したパターンが正常と同じであれば「終了」を。線が欠けている状態であれば「クリーニング」を選択。そのままヘッドクリーニングに移ることができます。



【brother】印刷品質チェックシートを実践!



brotherでは「ノズルチェックパターン」のことを「印刷品質チェックシート」と呼びます。
基本的に使用するカラーごとのブロックのみが判断材料となります。色面が細かく羅列されているためよく観察するようにしましょう。

◆brotherの印刷品質チェックシートの印刷手順

(1) 「印刷設定」を開き「メンテナンス」を選択 。

(2) 「品質のチェック」と「ヘッドクリーニング」のボタンが表示されます。「品質のチェック」を選択して「OK」をクリック 。

(3) A4用紙をセットをし「スタート」をクリック。

(4) 印刷品質チェックシート が印刷されました。

パソコンのウィンドウに表示されてる、正常なパターン見本と見比べてみましょう。



(5) 問題があれば ②の「ヘッドクリーニング」のボタンを押し、「OK」をクリック 。 指示にしたがってメンテナンスに移ればOKです。

【HP】印刷品質診断ページを実践!



HPでは、ノズルチェックパターンのことを「印刷品質診断ページ」と呼んでいます。
多くの場合「罫線」と「簡易的なカラーブロック」が印刷され判断材料となります。
HPのノズルチェックのやり方は本体のディスプレイ画面から行うことが主流になっており、 PCから行う場合は付属する専用ソフトウェアから行う必要があるようです。

◆hpの印刷品質診断ページの印刷手順

(1) 専用ソフトを立ち上げて管理画面を開きます。インストールをしていない方、お手元に無い方は下記の公式サイトから機種に応じたものをダウンロードすることが可能です。

各種Windows OS対応ドライバーダウンロード一覧表
(https://support.hp.com/jp-ja/document/c00251562)

また、機種ごとにソフトの種別・仕様が異なるため以下は参考の手順としていただき、具体的な手順は専用ソフトの指示にしたがって進めていただければと思います。

(2) 「設定」をクリックし「印刷設定」を選択。

(3) 「プリンター ツールボックス」をクリックします。

(4)「プリンター サービス」 から「テスト印刷」をクリック。印刷品質診断ページが印刷されます。



(6) 印刷された結果を元に、ヘッドクリーニングを実行することができます。

同じようなボタンが見当たらない場合取扱説明書を読むと良いのですが、この会社のプリンターには説明書がついていないことがほとんど。
メーカーサイトから「プリンター名」を検索することで「ユーザーガイド」を入手できるので、こちらもご活用いただくと良いかもしれません。

ノズルチェックパターンは定期的に!

ノズルチェックパターンを怠ると、貴重なインクが大量に無駄になり損をしてしまうことがあります。 仕上がりが汚くて何枚も刷り直し…となる可能性はもちろん、実はノズルの清掃を行うヘッドクリーニングでは多くのインクが消費されてしまうからです。 ヘッドクリーニングは、固まって詰まったインクを新しいインクで溶かしつつ、異物と共に流し出す作業が主。必然的にノズルの状態が悪いほど大量のインクが必要になります。
特に、長期間放置してほとんどインクが出てこないほど詰まってしまうと、高価なインクカートリッジを何本も交換するはめになったり、最悪修理に出すことになってしまうかもしれません…。

ノズルチェックパターンをこまめに行ってクリーンなノズルをキープ。ストレスやトラブルとはお別れし、いつでも美しいプリントを楽しみましょう。

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