プリンターインクが「思ったより高い」と感じたことはありませんか?実際、海外メディアでもその価格の高さが取り上げられており、多くのユーザーが同じ疑問を抱いています。
2020年には、イギリスの「デイリー・メール」にて、純正プリンターインクの価格が「シャンパンや高級香水よりも高価である」と報道され、大きな話題となりました。(記事はこちら)
この記事では、プリンターインクが高いと感じる理由と、プリンターインクのコストを削減したい方向けに「互換インク」についてご紹介します。
プリンターインクが高いと感じる理由

純正インクが高額である背景について、ビジネスモデルや技術的な観点など、さまざまな要素から詳しく解説していきます。
プリンター本体は安く、インクで利益を得るビジネスモデル
多くのプリンターメーカーは、本体を低価格で提供し、その後のインク購入で利益を回収するビジネスモデルを採用しています。「インク商法」とも呼ばれていますね。
電動歯ブラシと替えブラシ、コーヒーマシンと専用カプセルのように、本体と消耗品がセットで利益を出す仕組みです。
ただ、これらのビジネスモデルもここ数年で変化を見せており、各社で製造・販売に力を入れている大容量タンクを搭載したモデルは、プリンターの販売価格はこれまでより価格が高く、インクをボトルにいれて販売し、ランニングコストが安いことを売りにしています。
また、メーカーによっては定額で使えるサブスクリプションモデルなども取り入れています。
独自技術と品質維持にかかるコスト
純正インクは、プリンター本体に最適化された成分設計と高精度な印刷性能を実現するために、膨大な研究・開発費用がかかっています。消費者は品質や新しい技術、使いやすさを求めます。メーカーは独自技術の開発や厳格な品質管理体制を維持していく必要があります。
これらは純正インクが高価である理由の一因であり、高品質かつ技術的な競争力を保つためのコストとなります。
広告・マーケティング費用も価格に反映されている
プリンターやインクを販売するために各社マーケティング活動や広告に費用を割いています。一流タレントを起用したテレビCMやWeb広告などをよく目にすることがあるでしょう。ブランドの製品の販売やブランドイメージの維持・向上には多大な費用が掛かります。
印刷コストを下げたい方におすすめなのが「互換インク」

印刷コストを下げたい方におすすめなのが、「互換インクカートリッジ」です。互換インクは型番によっては純正品の80%ほどの価格で購入できるので、印刷コストは削減できますが、あまりに安い商品だと品質面が不安という方も多いのではないでしょうか。
ここでは、互換インクとは何か、なぜ安いのか、安心して購入する方法などをご紹介します。
互換インクとはどんなインク?
互換インクとは、プリンターメーカーではないメーカーが製造したインクのことです。見た目は純正インクとそっくりですが、別の製造元で作ったカートリッジやボトルにインクが充填されています。基本的に純正品と同様に使うことができます。
互換インクはなぜ安いのか?
互換インクの安さの理由は、純正インクのように製造開発費をインクの価格に乗せる必要がないためです。
プリンターメーカーは「プリンターの本体」と「インクカートリッジ」を開発、製造するためにかかった費用と広告費などをインクの販売価格に上乗せしているため、純正インクは高額です。
互換インクメーカーはプリンター開発をしなくても良いため、互換インクを低価格で提供することができています。
互換インクのメリットと安心して使うためのポイント
近年の互換インクは品質も向上しており、日常使いで問題なく利用できる製品が増えています。そんな中でも、下記項目に気を付けることで品質の良い互換インクを購入することができます。
- 価格は適正か(安すぎるインクは品質が悪かったり保証などがない場合がある)
- 販売元が信頼できるか
- 保証やサポートが充実しているか
- インクの品質は国際規格に対応しているか
- レビューの評価が高いか
参考記事>互換インクとは何?純正品との違いをわかりやすく解説
参考記事>激安のインクカートリッジ、本当に大丈夫?互換インクを安心して購入するためには?
参考記事>インクのチップスの互換インクがおすすめな5つの理由
純正インクと互換インク、実際どのくらい価格が違うのか?
純正インクとインクのチップスの互換インクの価格を実際に比較してみました。
メーカー | インク型番 | 純正インク価格 | 互換インク価格 | 差額 |
---|---|---|---|---|
キヤノン | BCI-381XL/380XL | 12,410円 | 2,980円 | 9,430円 |
エプソン | MED-4CL | 4,380円 | 1,390円 | 2,990円 |
ブラザー | LC411 | 4,565円 | 1,980円 | 2,585円 |
なんと、最大9,430円も安く購入できる結果となりました!
インクのチップスの互換インクは、安いだけではなく、国際規格であるISO14001、ISO9001認証のほか、欧州のRoHS指令、REACH規則、CEマーク認証に対応したインクのチップス提携工場で生産された高品質商品です。
また、インクのチップスでは商品保証1年に加え、購入後1年以内のプリンターであればプリンター本体にも1年保証が付いているため安心してご利用いただけます。
少しでも印刷コストを削減したい方はぜひ、インクのチップスの互換インクを検討してみてくださいね。
プリンターインクはなぜ高い?価格が高い理由と節約する方法を解説 まとめ
プリンターインクが高いと感じる背景には、プリンターメーカーのビジネスモデルや、品質維持・技術開発・広告宣伝など、さまざまな要素が関係しています。特に純正インクは、信頼性や印刷品質の面で優れている反面、価格が高くなる傾向があります。
一方で、印刷コストを抑えたい方にとっては、「互換インク」という選択肢が現実的で有効な方法です。互換インクは、正しく選べば日常使用に十分な品質を保ちつつ、大幅なコスト削減が可能です。
「プリンターインクが高い」と感じたことがある方は、ぜひ今回ご紹介した内容を参考に、ご自身にとって最適なインクの選び方を見つけてみてくださいね。