みなさん、こんにちは。インクペディア編集部です。
今日は、2020年7月25日 英・デイリーメールにとても気になる記事が載っていたのでご紹介いたします。
純正インクカートリッジは、シャンパン、シャネルNo.5、プレステージウイスキーよりも高価。
(エプソンの純正インクは1mlあたり2.04ポンド!)
原題:Branded printer ink is more expensive than champagne, Chanel No 5 and prestige whisky (with Epson charging £2.04 for just one millilitre!)
(外部リンク)
引用元:https://www.dailymail.co.uk/
以下、記事の翻訳です。
純正インクカートリッジは、シャンパン、シャネルNo.5、プレステージウイスキーよりも高価。
(エプソンの純正インクは1mlあたり2.04ポンド!)
・コロナ禍で在宅勤務者が増えているが、彼らはスコッチウイスキーよりも純正インクカートリッジの購買を強いられている。
・エプソンの純正インクカートリッジは、たった1mlで£2.04(278円)のコスト。
・シャネルNo.5の単価は1mlで£1.13なので、それよりも80パーセントも高い。
・在宅勤務者は、シャンパンよりも、シャネルNo.5よりも、プレステージウイスキーよりも高価なプリンタインクの費用で疲弊している。
1滴あたりの価格比較で判明したのは、有名ブランドのインクカートリッジのための費用で、オフィスから自宅のキッチンテーブルに移動した英国人の家計に打撃とくぼみを作っている現実だ。
例えば、エプソンの純正インクカートリッジは、たった1mlで£2.04(278円)のコストとなる。実に高級シャンパンのドン・ペリニヨンの1滴あたり単価の7倍以上となる。
またそれは1ml当たり£1.13(154円)であるシャネルNo.5よりも80%以上高い。また、32年物のシングルモルト・スコッチ・ウイスキー「コンバルモア(Convalmore)」の1ml、£1.71(233円)よりも20%ほど高い。
これらの数字は消費者団体の専門家による算出である。高価な純正インクカートリッジと安価な互換インクカートリッジの品質差がほとんどないなか、このコストは正当化できないとした。
エプソンのエクスプレッション・プレミアム・シリーズ「XP-900」のための交換用カートリッジの価格は、単色で実に£96(13,100円)を要する。5色セットであれば£480(65,400円)だ。単価比較によれば、同様の品質の互換インクカートリッジは、5色セットで£70(9,540円)であり、実に£410(55,800円)の節約となる。
法外な純正インクのコストにもかかわらず、消費者調査では、ユーザーの半分以上、 58%が純正カートリッジを購入しており、そのうち41%は互換ブランドのインクカートリッジを試したこともない。
約9,000人のプリンター所有者を対象にした調査では、多くの人がサードパーティ製のインクカートリッジは互換性がないかもしれない、または印刷品質を損なうかもしれないと懸念していることが明らかになった。
同じ調査では、サードパーティ製インクを使用している10人に1人が問題を経験したと回答したが、実際に印刷品質が予想よりも低いことがわかったのはわずか3%だった。
多くのサードパーティ製インクは、カートリッジが動作しない場合の保証を提供しているが、サービスレベルの高い業者のなかには、無料でプリンターを修理または交換してくれるところもある。
調査によると、レーザープリンターを使用している人は、純正トナーカートリッジよりもサードパーティ製のブランドの方が満足していることがわかりました。
消費者グループは、サードパーティ製プリンタカートリッジの非互換性についての懸念も根拠のあることだと語っている。いくつかのヒューレット・パッカード(HP)プリンタでは、最近「ダイナミックセキュリティ」なる新システムを採用し、顧客に互換カートリッジを使用させない設計を取り入れた。プリンタ側でサードパーティ製のカートリッジを検知し、使用を妨げるケースがある。
しかし多くの消費者がこの純正メーカーの戦術に不満を持っていると述べ、結果として消費者の一部はHP製プリンタから離れ、別ブランドのプリンタに移動している。消費者団体はHPの新システムは不当であると主張しており、消費者自身がインクカートリッジインクの選択権を持つべきである、としている。
【記事参照元】
Branded printer ink is more expensive than champagne, Chanel No 5 and prestige whisky(with Epson charging £2.04 for just one millilitre!)
https://www.dailymail.co.uk/news/article-8558157/Branded-printer-ink-expensive-champagne-Chanel-No-5-prestige-whisky.html
・インクペディア編集部より
日本国内でもプリンターメーカーによる純正インクは高価といわれていますが、高級シャンパン"ドンペリ"や、シャネルNo.5よりも高いとはさすがに驚きですね。
もちろん高価なだけあって印刷品質が高いことに間違いないでしょうが、デイリーメールの本記事内での消費者調査によると、より安価な互換インクとの品質差を認識した人がたったの3%だそうです。互換インクが世に出回り始めたころは「互換インクなんて安かろう悪かろう…」とも言われていたかもしれませんが、近年では互換インクの印刷品質はかなり高い水準に達していると思っております。
また記事内では、サードパーティ製インクを使用したことがない人は全ユーザーのうち41%もいる、とも触れていました。日本ではどれくらいの割合になるのでしょう?
互換インクのさらなる普及を目指すべく日々インクペディアを更新する当編集部としては、まだ互換インクを一度も使ったことがないというプリンターユーザー様には、ぜひ一度互換インクを試してみていただきたいと思います。ご家庭や会社での日々の印刷コスト削減にお役立ちできるのではないかと思います。
今後ともインクのチップスをよろしくお願いいたします。
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