プリンターのインクが薄い、かすれる時の対処方法

印刷をしたときに「インクが薄い」「かすれる」「インクはあるのに印刷が薄い」といったトラブルは、家庭用プリンターではよく起こる症状です。
実際にお客様からも「印刷が薄いけどインクは入っている」「かすれて文字が読めない」といったお問い合わせを多くいただきます。

この記事では、プリンターの印刷が薄くなる原因とその対処方法を詳しく解説します。
「インクがあるのに薄い」「かすれてしまう」ときは、ぜひチェックしてみてください。

原因①：インクカートリッジのテープを外していない

最も多い原因が、インクカートリッジの“空気穴テープ”を外していないケースです。純正・互換インク問わず、出荷時にはインク漏れを防ぐため空気穴がテープで塞がれています。このテープを外さないまま装着すると、空気が入らずインクがうまく出ません。

その結果、印刷が薄くなったり、白いスジ（かすれ）が出たりします。「テープを剥がしていなかった」というケースは非常に多いです。プリンターに取り付ける前に、必ず空気穴のテープを外してください。

原因②：プリントヘッドの目詰まり・汚れ

長期間プリンターを使っていない場合、インクの噴射口（ヘッド）が乾燥して詰まってしまいます。この状態で印刷すると、「インクが薄い」「一部の色だけ出ない」「スジが入る」といった症状が出ます。

その場合は、プリンターのメニューから「ヘッドクリーニング」を実行してください。 1回で改善しない場合は、2〜3回行うことで解消することもあります。

年に1度の年賀状印刷など、使用頻度が少ない場合は特に起こりやすいです。定期的なクリーニングで目詰まりを防ぎましょう。
それでも改善しない場合は、洗浄カートリッジを使ったクリーニングもおすすめです。参考記事＞【保存版】洗浄カートリッジの使用方法のご紹介！

参考記事＞【保存版】プリンターのインクの目詰まりの解消方法を徹底解説

原因③：インクの残量不足・チップエラー

「インクがあるはずなのに薄い」という場合でも、実際にはカートリッジ内のインクが少ないことがあります。詰め替えインクやチップなしのカートリッジを使用していると、プリンターがインク残量を正しく検知できません。
そのため、「残量あり」と表示されていても、実際にはインク切れ寸前ということも。印刷が薄くなったり白抜けが出始めたら、インク交換のサインと考えてください。